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2010年08月14日

【奄美大島】湯湾岳登山道 from 展望台公園

最初に、今回の奄美行きでこの湯湾岳には行く予定もありませんでした。ましてや登山などは想像すらしていませんでした。

とりあえず湯湾岳は展望台があるので時間に余裕ができたので行ってみることにしたのは良かったのですが、その湯湾岳展望台公園にあった鳥居をくぐってしまったのが全ての過ちでした。なにせその鳥居の先に何があるか書いていませんでしたし、まぁ鳥居があるということはその先に神社でもあるのだろう?という軽い気持ちで望んでしまったのが間違いでした。


まずはその鳥居。湯湾岳展望台公園にいかにも「この先に何かがあります」的な感じで設けられていたのですが、その先を示す看板が残念ながら時がはがれ落ちていてどこへ向かうか分からない。でも鳥居があるってことはその先に神社などの施設がある証拠なのは間違いないので、少し歩けば神社の本殿でもあるんだろうな?と思ってその道に入っていきました。



とりあえず序盤は舗装こそされていないものの、そこそこ整備されている山道だったのでまぁこの整備されているってことは神社までの道は大丈夫かな?と思って歩くものの、先を見てもなんかその雰囲気は無し。山のどんどん奥に入っていくようでした。



そして徐々に進んでいくといよいよ山道も険しくなってきて、整備されている感じがなくなってきました。まさに「獣道」のみという感じで徐々に不安になってきました。でも奄美のこういった山道や林道には金作原同様にピンク色のリボンが目印で付けられているので、道を外れていないことが分かるのでその点安心できましたが、いかんせんこの道の先に何があるか、どのくらい先にあるのか全く分からないのが辛かった。

そんな中、この山道にようやく看板を発見!ものすごい不安だったので涙が出るほど嬉しかったのですが、その内容は「ここは国有林です」とあるのみ。そんなの言われなくても分かってるわい!って感じでがっかり。結局、このあともこの先に何があるのか、何処へ向かうのか、どの程度でたどり着くのか分からないまま進んでいくのでした。



すると最悪なことに分かれ道に出てしまいました。完全に遭難するパターン(涙)。特に行きは良いけど、帰りはこの方向を間違えると確実に迷うのでかなり焦りました。しかしその分岐点の片方には倒木があり、その倒木に先のピンク色のリボンで目印が付いていたのでとりあえず行き先は決定。帰りもこの場所で左側にその目印があったと言うことなので、逆からなら目印を過ぎたら右に行けば良いだけですからね。その前に来た道ある程度人が歩いたあとがあるのですが、この目印がない方の道はうっそうとしていて道があるのか否か分かりにくいレベルだったので、多分帰りは大丈夫だろうと思いました。

そしてその倒木の下に待ちに待ったものを発見!「頂上→」との看板・・・が落ちたもの(笑)。この矢印の方向は本当にあっているのかやや不安でしたが、とりあえずこの山道は頂上へと向かっていることがここで分かりました。なにせここまでどこへ向かっているのかさえも分かりませんでしたからね。しかしあくまで頂上があると分かっただけで、ここからどのくらい先にあるのかは全く分からないまま。でも先に何かがあるのが分かっただけでも楽な気持ちになりましたよ。



しかしその先の道はさらに険しくなり、先に頂上があるのが分かって良かったですが、さらに不安になってきます。というのも道は幅が50cmぐらいで歩ける場所は20〜30cm。しかもその横は傾斜地になっていて滑落のおそれもあるのが怖かったです。しかも雨上がりだったので道はぬかるんでいるし、落ち葉が滑るし、たまに岩もあって歩くのも一苦労。しかも木々がさらにうっそうとしてきて、快晴の真っ昼間なのにこの山道は真っ暗。感覚的に午後7時から8時の日没後のような明るさで、それもまた不安をあおる要因になったのでした。

何よりあとどのくらいで頂上なのか全く分からないのが辛かった。



結局、その「頂上→」の看板を見つけてからかなり歩いたものの、あまりにうっそうとした木々で頂上を望めないので、目標もなく辛い山登りになってしまいました。時折草木で道が遮られたりするし、蜘蛛の巣は何度も顔面直撃するし、あの「頂上→」の看板がなかったら確実に泣いていますね(笑)。

しかしそんな中、その険しい山道が一変する場所に到着。正直目を疑いました。

ウッドデッキ。



確かにこういうものがあると頂上が近いということが確証もてますが、それ以前にショッキングな光景。なんと!自分が進んできた険しい山道の他にこのウッドデッキに接続する階段を発見。しかもきちんとウッドデッキで整備されている階段・・・。ってことは・・・。

もしかしてもっと楽なルートあったんじゃない?進んできたルートは普通は通らないものだったの?(涙)

これはかなりショックでした。正直、頂上が近いということが分かって嬉しかった部分もありますが、それ以上にこの下から接続している階段の存在にはショックでした。しかもウッドデッキの階段がかなり下まであるので、もしかするとこの階段を使えば歩きやすいだけではなくすぐに頂上まで行けたのでは?と。

泣きそう。。。



写真の左が苦労して来た道で、右がもしかすると気軽に登頂できた階段。

思わず「おいおいおいおい〜!」って誰もいない森の中で叫んでしまいました(笑)。

しかもこのウッドデッキの先には休憩所まであるし、確実に気軽に登山できる道って感じです。どうやら私の進んできた険しい山道は普通は通らない登山ルートだったみたいですね。ショック!!!



結局このあとは今までの険しい登山道が嘘のような整備された道になって複雑な気持ちで頂上を目指すことになりました。といっても雨上がりだったのでこのウッドデッキは山道以上に滑りやすくてこれはこれで苦労しましたけどね。でもその頂上を目指すまでの間、他の人が居なかったのが幸いでした。だってもしいたらその階段を使って登ったことになるんでしょ?険しい山道をかけ分けて登ってきたのがバカらしく感じてしまいます。なのでこの最後のデッキを登っている間はその脇道の階段は無かったことにして上っていくのでありました(笑)。



そしていよいよ頂上が近くなってきたようで、ついに最後の鳥居を発見!っていうか入口の鳥居をくぐってから山道をかれこれ30分か45分ぐらい歩いてきてようやくという感じでした。ちなみにここまでの山道は険しいながらも平坦な部分では軽いランニングのスピードで駆け抜けていたので、実際に徒歩のみだと1時間はかかっていたでしょうね。なにせこの登山は予定になかったですし、このあとの予定も考えるとあまりのんびりできないので、運動もさることながら時間短縮という意味でもちょっとだけ走っていました。



とりあえず頂上到着。でも特に景色は開けていません。とりあえず神社らしきものは無事に見つかったので、とりあえずお参りをします。御利益はなにかわかりませんが、ここまで無事に登頂させて頂けて感謝の意と、このあとの下山の安全を祈願。でもその神社らしき建物の隣には何か馬のような置物もあってちょっと怖かったです。



それとその神社の向かいには景色が望めそうな展望台を発見。やっぱり山に登ったらある程度は景色を望みたいですよね。でも心なしかその展望台、手作り感が漂っていて大丈夫かいな?と思って登ってみましたが、案の定、めっちゃ揺れます。登っている最中もぐらぐら揺れるし、登った先でもぐらぐら揺れるのでめちゃくちゃ怖かったです。しかも高さは結構なものだったので、高所恐怖症でなくてもこれはかなり怖い!景色よりも足下が気になって気になって仕方ありませんでした。



でも景色はやっぱり素晴らしく、さすが奄美大島最高峰の湯湾岳です。遠い奄美大島北部まで一望できちゃいます。ちなみに標高は694.4mあって沖縄での最高峰である石垣島の於茂登岳(526m)を超えています。まぁ本土の山に比べれば大したことはないのかもしれませんが、離島の島としてはかなり高い部類に入ると思います。





しかし登ったは良いけど問題は帰り。あの険しい山道を通るかと思うと気が滅入ります。しかもその途中であの階段との分かれ道。できることなら階段で下山したいものですが、バイクや荷物を置いたままになっているので渋々山道を下ることとします。

といっても行きに状況を十分見てきましたですし、距離感も帰りはあるのでその点楽でしたよ。もちろん下山なので下りが多いので移動も楽ですが、あとは行きの分岐点で間違えないことだけですね。でもその心配をよそに、最初に見つけた「頂上→」の看板まで結構スムーズに到着し、その分かれ道を間違えることなく進んでいくことができました。

しかし油断してしまったのか、途中のかなり細い山道の濡れた落ち葉に足を取られてしまってまさかの「滑落」。

といってもわずか50cmぐらい下に落ちただけでしたが、それでも完全に天を仰ぐ形でひっくり返ってしまいました。幸い、持ち物はどれもファスナーやホック付きのポケットなどに入っていたので落としたものはありませんでしたが、小さいながらもこの滑落というものを初体験してしまいました。今までいろいろな登山道を通ってきましたが、滑落はまさに初めて。しかも足を滑らすだけじゃなく天を仰ぐほどの転び方も初めて。

でも草木がうっそうとした山道だったのでそれほど落ちなくて助かりました。しかし雨上がりの山道だったので、背中は泥だらけ。しかももともと登山する予定もなかったので着替えも無し。

滑落したことよりもこのあとどうしよう?という方で頭がいっぱいになってしまいましたよ^^ゞ

そして無事に下山。



明らかに下山すると明るさが違いますね。あまりにうっそうとした登山道だったので、暗順応していしまい下山後の公園の明るさにしばらく慣れませんでした。とりあえず下山したら幸い、公園には水があったのでそこで泥を洗い流すことにします。幸い、人が居なかったので軽く洗濯もできましたからね。しかも着ていたものはドライフィット系の濡れてもべとつかない素材で、着ていればすぐに乾くものだったので軽くて洗濯してもまた着れちゃいます。どのみちバイク移動だったので乗っている間に乾くと思いますからね。

しかし当初はこの展望台公園から景色を見るだけにしておくつもりが、登山までしてしまうとは・・・。往復1時間半も費やしてしまいましたよ(途中、一部で走っても)。

ちなみにあとで調べたらこの湯湾岳への登山道。案の定、ルートが2つあって、その内わたしが通った方は片道50分かかるようで、その途中から合流した方は中腹の神社までボードウォークが整備されているらしく、かかる時間はわずか15分(涙)。

つまりのところ15分って大した時間じゃないので、普通は気軽に登れる山だったんですね。泥だらけになって登った努力はなんだったんでしょうか?まぁ山登りという観点からは今回通った方が楽しめますし良かったのかもしれませんが、あくまで今回は寄り道程度で来てしまったので、あまりにハードだった気がしました。

しかし不幸中の幸いなのか、履いていた靴がたまたまトレイルランニング用だったので、まさに登山には適していました。これがビーサンだったら最悪ですからね。でもそのボードウォークの方だったらサンダルでも登れたのかな〜?う〜ん。

でもまぁこれもまた良い経験だったと思います。そもそも湯湾岳は頂上まで行く予定がなかったので、良い感じで情報が仕入れられたと思います。もちろん、あまり推奨しない情報ですけどね(笑)。推奨なのはもう一つの15分の登山道でしょうからね^^ゞ

もちろんまた頂上まで行く機会があれば、そのボードウォークの方で行きます(笑)。もうあの山道は勘弁です。確かに山登り自体は嫌いじゃないですが、あの山道はあまりにうっそうとしていますし、道は狭いし、何より景色が最初から最後まで全く望め無い。加えてその途中に滝やせせらぎがあるわけでもなく、まさに森の中をひたすら歩く感じであまり楽しさは感じませんでした。

何より初滑落を経験してしまったので、今後はこの道、トラウマになりそうですので・・・。

今後、奄美大島へ行かれる方で湯湾岳へ登る場合は是非ともボードウォークの方をおすすめします。50分の方はまぢで険しくてキツイと思いますので。
posted by 離島ドットコム管理人 at 11:31 | 奄美エリア