ページの先頭へ△
スポンサードリンク

2010年09月27日

【東京西部】初の高尾山/陣馬山縦断トレイルランニング

先日の帰郷。富士山須走ルートの登山は予定通りでしたが、本当は帰郷中にもう1日、吉田ルートからの登山も計画していました。中1日あけてしっかり休養をとれば可能かと思って計画していたものの、須走ルート頂上近くで吉田ルートと合流して見たその光景。

・・・超混雑^^ゞ

あの混雑が登山開始から続くかと思うとぞっとします(笑)。加えて須走ルートからの登山の疲労も中1日では全然抜けきらなかったので、今回は無理しないこととしました。とりあえず吉田ルートは子供の頃に記憶が定かじゃないが行ったことがありますし、他のルートに比べて首都圏からも行きやすいので、混雑しない時期を狙っていつかチャレンジすることとして今回はパス。

でももう1つ。御殿場ルートもいつでも行けるように下調べはしていたんですけどね^^ゞ

しかーーーし!帰郷中はどうしても夜に予定が入ってしまうために、その時間までに都心に戻らないとならないので、御殿場ルートの場合は標高差も距離も富士山登山ルートの中でも最長でかなり登山時間がかかり、その夜の予定までにどうしても間に合いそうに無い。

結果、富士山登山は今回は須走ルートのみとして、空いた1日に別の予定を入れることとしました。

「高尾山(笑)」

・・・富士山の標高からすると1/6(笑)。しかも都心から電車で1時間半^^ゞ

電車で気軽に行けるのは良しとしても、高尾山だけじゃかなり物足りない。でも高尾山は頂上を目指すルートの他にその先の山々を縦断するコースもあるんですよね。

その代表的なものが「高尾山・陣馬山縦断コース」。

一般的には高尾山口駅から高尾山に登り、城山や景信山を経由して陣馬山まで行き、そのまま和田峠に下山してバスで高尾駅まで行くルート。まぁ下山ルートは他にも複数あるのですが、陣馬山からアクセスしやすい下山道は和田峠なのでそのルートがよく使われるみたいです。

ちなみに高尾山口駅は標高約200m。高尾山は標高約600m。陣馬山が標高約850mなのでそれほどの標高でもないですし、高低差も富士山に比べれば全然少ないです。でも縦走するとなると山を下りては登るのくり返しなので、単純に山頂まで登って下るだけの富士山に比べればいい運動になるかも?どうせなら登山ではなく、トレイルランニングみたいに走っちゃおう!


そんなわけで、富士山登山の予備日は高尾山・陣馬山縦走トレイルランニングをすることにしました。

ちなみに富士山登山時の服装や装備はまさにトレイルランニング仕様だったのでそのまま使えそうです。私の場合、富士山登山もトレイルランニングシューズで登っているので問題なく走れます。っていうか須走ルート下山では9割は走っていましたからね^^ゞでも平地では走っていないので、今回の縦走は平地もあると思いますのでちょっと楽しみにしています。富士山登山は楽しいんだけど、ランニングという面では下山時以外はあまり楽しめませんからね。


それはさておき都心から高尾山口までの行き方は、高尾までJRで行って京王線に乗り換えて1駅先の高尾山口まで行くのが一般的ですが、その高尾までも京王線で行くのが断然安い!例えば新宿からだと京王線のみで行くと片道「370円」。JRを併用すると「660円」と倍近い(笑)。もちろん新宿からのアクセスということでこのような差が出てしまったのですが、他の場所からでも新宿経由で京王線利用の方が断然安いですからね。ただし、JRなら中央線1本で行けますが、京王線の場合は北野駅で乗り換える可能性もありますのでやや面倒。でもこの300円の差、往復で600円近くの差は大きいです。なので高尾山へ行かれる方は是非とも京王線を活用しましょう!

そんなわけで今回は新宿発ではなかったのですが、JRで新宿まで行って京王線に乗り換えて高尾山口を目指すこととします。富士山に比べて電車に乗る時間もそんなに長くないので、さすがに4時半発というわけではなかったですが、それでも午前7時の電車に乗って高尾山を目指しました。平日の朝だったのでちょっと心配でしたが、通勤や通学とは逆方向だったので比較的快適。しかも夏休み期間だったので学生さんもいなかったのでスムーズに高尾山口まで行くことが出来ました。

ちなみに高尾山単体は以前も登ったことはありますし、高尾駅も高尾山口駅も何度も来ているので気軽に行けた感じです。もちろんsuicaが使えるのでスムーズに改札も出ることが出来ましたからね。なにせ富士山須走ルート登山時に利用したJR御殿場駅はsuicaが使えないのでとても困りましたので^^ゞ

とりあえず高尾山口についたらそのまま駅を出てまずはケーブルカーとエコーリフトの駅前まで行きます。もちろん乗りません^^ゞ登山というか運動目的なのでこれに乗ったら意味がないですからね。なのでその駅前広場でまずは登山というかトレイルランニングの準備。飲み物に関してはハイドレーションの水が入っていますし、非常食としてのSOYJOYもありますし、準備といえばシューズの紐を本締めして、グローブをはめるぐらいかな?あとは富士山とは違って森の中を走ることになるのですが、それでも日が差すところもあるのでサングラスを着用してさぁ出発!ちなみに服装は富士山登山時は怪我防止と日焼け対策のために長袖長ズボンでしたが、ここ高尾山では7分丈のパンツに半袖Tシャツ。でも一応長袖も持ってきていますが、基本的に軽装でOKですからね。まぁ油断は禁物ですが・・・


08:08 高尾山麓駅(197m)
まずは高尾山山頂を目指しますが、高尾山登山には山麓駅からだとルートは3つ。1つは最もメジャーな「1号路」でここはほぼ舗装されているので、ハイキング感覚で登れるでしょう(車も通ります)。反面、人も最も多いので今回はパス。あと2本は「稲荷山コース」と「6号路」。どちらも舗装されていないいわゆる「山道」ですが、高尾山の場合は人が多いのでどのルートも踏み固められていてそんなに悪路ではありません。ただ、この2つのルートは途中に何もないので純粋に山登りを楽しむ方にお勧め。途中の展望台や薬王院などを楽しみたい方はケーブルカーを使うか「1号路」にすると良いでしょう。ちなみに今回は「6号路」を選択。というのも「稲荷山コース」は最近登ったこともあってパス。「6号路」も「稲荷山コース」もそんなにコースとしては変わらないので、十分トレイルランニング気分を味わえると思います。でも基本はどちらもひたすら「登り」ですけどね^^;

---1.3km(累計1.3km)---



08:19 琵琶滝(330m)
この「6号路」で唯一見所というか森以外の場所があるのがこの「びわ滝」。「6号路」の序盤にあります。といっても神社の先にある感じで全景が見渡せない。っていうか見にくい!しかも脇道を登って上から見ようとするとその脇道からは見えないように壁が立てられている始末・・・。っていうかこの滝、見せる気無いのー?と言いたくなるぐらいの状態。せっかくの「6号路」で数少ない見所だったのに、この状態はがっかりでした。うーーーん・・・・。


そんなこんなで「6号路」をひた登っていきましたが、基本的には「稲荷山コース」と同じ感じで走りやすかったですが、「稲荷山コース」に比べるとやや道幅が狭いので、下山者とすれ違うときは足を止めてすれ違うようにしていました。もちろんその際はきちんと挨拶!登山の楽しいところはこれですよね。そーいえば富士山登山では須走は登山道と下山道が別になっているところがほとんどだったので、このすれ違いざまの挨拶はあまり無かったである意味新鮮。でも「6号路」や「稲荷山コース」は朝から登るとほとんどすれ違う人は居ませんけどね。富士山のようにご来光のために来る人はいませんので(ご来光を見れる標高じゃないし)。


そうこうしているうちに徐々に標高も高くなってきて、なんと突然道が岩場に変わりました。「稲荷山コース」はずっと土だったのでちょっと驚き。しかも川のような水の流れがある中の岩場だったので滑りやすくてちょっと怖かった。というのも現在履いているシューズは悪路には強いのですが、滑りやすいところはやや弱い。めっちゃ滑るんです・・・。なのでこの岩場に入って超ペースダウン。滑らないようにゆっくり登っていくのでありました。まぁもともと登りは下りに比べてあまり滑らないのでそこまで気にしなくても良かったのですけどね・・・。幸い、今回は縦走のみなので帰りは考えないでいいのでここを通ることはもう無いですからね。


その濡れた岩場を過ぎるといよいよ高尾山頂上が近づいてきます。そして高尾山の最後は必ずこの階段。「稲荷山コース」も最後は階段が延々続いたな〜。正直なところ、階段はめっちゃキツイ!斜面なら歩幅調整を自由に出来るけど、階段になると歩幅が階段の幅に合わせないとならないので自由がきかないからキツイ!しかも1段1段上ると面倒だし、1段抜きだとすぐにバテるし、悩ましいところです。でも結局まだ序盤と言うこともあって体力も残っていたので1段抜かしで駆け上がっていったのでした。

 ---2.1km(累計3.4km)---


08:47 高尾山山頂(599m)
そして山頂到着。やっぱり人が多かった。でも多分朝だから少ないんでしょうね。しかし山頂とはいえ標高がそんなに高くないのでかなり暑い!なにせ2010年は猛暑でしたのでこの高尾山でも気温は高いまま。加えて山頂には木々が無い広場なので直射日光がモロですからね。登山道はほとんど森だったので陽が射し込むことがなかったので比較的快適でしたが、山頂はかなり暑く感じました。しかもお店はまだ開いていないし、自販機があってもゴミはそのまま持って行くことになるのでなかなか買うに買えませんからね。まぁ水分はハイドレーション内にまだ残っていますし、残念ながら富士山は望めなかったので長居はせずにさらなる目的地を目指すことにしました。


しかーーーし!そこで目にした物は・・・「陣馬山まで5時間!」・・・おいおい〜!5時間って富士宮や吉田ルートからの富士山登山の平均的な時間と一緒じゃん!さすがにそこまでかからんだろう?まぁこの指標はあくまでのんびり歩いた場合のものでもありますし、ある程度の牽制も含んでの表記なんでしょうね。私の場合は基本的に「ランニング」でその道を進むので、その時間は参考にはなりませんが、だいたいその半分ぐらいを目安にすると良いかな?と思います。ってことで2時間から2時間半を目標に陣馬山を目指したいと思います。まずは高尾山山頂から陣馬山方面へは山登りなはずなんですが下りから始まりました^^ゞ


高尾山山頂から陣馬山方面へと進むとすぐに「もみじ台」という開けた場所に出ます。多分、秋も深くなると紅葉がキレイなんだろうな〜。沖縄には紅葉がほとんど無いのであこがれます。でもその時期に本土へ行くことはあまり無いのでもう何年も紅葉を見ていませんね。あとこの「もみじ台」からは景色もなかなか開けていますが、いかんせん高尾山山頂から5-10分のところにありますので同じような景色かもしれません・・・。まだまだ先は長いのでこの「もみじ台」は素通りして先を目指すこととします。


その後はまだ急な下りだったのですが、どのみちあとで登ることになるのであまり下らないでくれー!って思いつつも坂を駆け下りていきました。案の定、谷にぶつかりその後は登り。縦断コースは個々の山の尾根を通るコースになるので、どうしてもアップダウンは厳しくなりますね。まぁ富士山の急な登りに比べれば全然平気ですけどね^^ゞその前にこの高尾山から陣馬山までの縦走コースは下調べはしたものの、走った経験が無いので、次のポイントまでの距離感がわかなくて大変でした。でもこのルートの途中にはどこどこまであと何キロという表示は細かくありましたので、数値的なものは理解できましたが、アップダウンだけは行ってみないとわかりませんからね。

 ---1.6km(累計5.0km)---


09:08 一丁平(570m)
高尾山が標高約600mでそこから下っていき、もみじ台の次に着いたチェックポイントは標高570m。結局高尾山とあまり変わらない標高だったということは下った分を丸々登ってきたことになりますね。こういうのが一番辛いんですよね〜(笑)。そして着いた先は「一丁平」。この先の次なる山の頂上までの途中の平らな部分なようです。山の尾根とは思えない広々とした空間が広がっていて、多くのハイカーさんが休憩をとっていました。ここからは景色も開けているし、座る場所もありますし、高尾山から片道1.6kmということでハイキングにはちょうど良いんでしょうね。しかもこの先は「城山」まで登りなので、この先まで行方も、そして高尾山に戻るかたにも良い休憩場所なのかもしれません。


ちなみにこの「一丁平」には展望台的な整備された場所もあったのですが、景色は高尾山山頂と変わらないかな?そもそも標高も同じぐらいです、方角もほぼ一緒なので、景色はそんなに変わらないかもしれませんね。それにしてもこの「一丁平」は広いですね。最初は入口部分の開けた場所だけかと思ったら、その奥にさらに広い展望スペースもあるし、なにより整備されすぎ!って感じなのが驚きでした。でも施設やお店はないんですけどね^^ゞ


結局この「一丁平」もそんなに長居はせずに再スタート。次はいよいよ高尾山の次の山「城山」頂上を目指します。標高は670mなのでこの「一丁平」からは100mも登ることになりますからね。よやく本格的なトレイルランニングになりそうです。でも登りは無理して走らず、ジョギング程度になると思いますが・・・。それにしてもこの高尾山から陣馬山までの登山道はとてもキレイに整備されています。もちろん舗装などはされていませんので土のままでしたが、その土の道もとてもキレイで幅もしっかりあって走るのにはかなり良い感じ。でも土が硬めなので足が埋まることはないものの、逆に滑りそうになることもあってちょっと転びそうになることもしばしば。高尾山もさることながらこの登山道も人が多いからどうしても踏み固められちゃうんでしょうが、ここまでつるつるになっているは・・・。さすがにそのつるつるの状態だったのは平坦なところだけで、急激な登りや下りは岩や添え木がしてあって滑らずに登れるようになっていました。しかし最後はやっぱり登りが続いていましたけどね^^;

 ---0.7km(累計5.7km)---


09:23 小仏城山(670m)
とりあえず城山に到着?多分。きっと・・・。山頂といっても高尾山近郊の場合は、山頂に小屋や休憩所があっていわゆる「山頂!」って感じではなく、休憩所感覚。でもこの城山茶屋さんは平日にもかかわらず営業していたので、とりあえずここまで休憩無しで来たので給水休憩することとしました。ハイドレーションの水は残量がどのくらいかわからないので、ここでは飲まず、茶屋でスポーツドリンクを買って給水しました。売店で買えば飲み終わったあとのペットボトルも引き取ってくれますからね。ちなみに富士山の山小屋だとペットボトル(500ml)の飲み物は500円もしましたが、この城山では200円とまずまずの価格。もちろん下界なら150円で買えるものですが、+50円ならリゾート価格と考えれば十分かと思います。


その茶屋のお店の人としばらく雑談をして、城山周辺をちょっと散策すると、「相模湖→」という看板を発見。正直、高尾山までは地理感はありますが、この城山まで来ると地理感が全くないので、相模湖まで歩いていけると思うとちょっと驚き。といっても7kmも先の話なので近いって訳じゃないですけどね。都心からだと相模湖って遠く感じるのですが、ここ高尾山やその他の山々からだとそんなでも無いんですね。ちょっと驚きでした。景色は開けているけどさすがに相模湖は望めませんでしたしね。


そーいえば相模湖といえば高速で行くとその手前に渋滞の名所「中央道・小仏トンネル」がありますよね。この高尾山・陣馬山縦走ではまさにその小仏トンネルの上を歩いて通過するみたいなので、それはちょっと楽しみ。小仏峠なる場所もありますが楽しみにしていたのですが・・・。結局、その小仏なる明確な場所は見あたらず、ひたすら登り。登り。登り(涙)。まぁ峠越えなので登りが多いのは仕方ないですが、場所によってはかなりきついところもありました。


でもその登りがあったからなのか途中の景色はなかなか良いですね。まさにその中央道らしき景色も望めたりしましたし、周辺には山とその間の谷に町並みがあったりして景色も変化があって楽しかったです。なにせ城山までは比較的景色が開けていない「森」の中を走っている感じ、あまり視覚的に楽しさは感じませんでしたが、この小仏峠周辺は時折景色が開けたりして楽しかったです。登りは辛いけど、登り切った人しか見れない景色がありますからね。


でも途中に変わった場所が何カ所かあり、茶屋らしきものも2ヶ所ほどあったのですが、営業しているか否か以前に「廃屋?」と思えるほどのところがあってちょっと戸惑いました。とはいうものの、営業していた城山茶屋もそんなにキレイではなかったので、ここも週末だけ営業しているのかもしれませんが、そういう場所が何ヶ所もあるとちょっとね。なにせ富士山の山小屋では本当に「廃屋」になって放置されているものを何ヶ所も見てきましたからね。まぁあちらは高尾山や城山とは次元が違うので一概に比較は出来ませんが・・・。


そして登りもきつくなってきてようやく「峠越え?」って雰囲気になってきました。しかも登山道の片方が何故か切り開かれていて、もしここを滑落したらどこまで落ちるんだろう?というほどの光景。しかも登山道も微妙にその切り開かれた側に斜めになっているし、ちょっと怖かったです。でもこの急な坂を越えれば次なるチェックポイントでもある「景信山」なのでもう一踏ん張りです。実質的に景信山を越えればあとは陣馬山なのでそれほど急激な登りも無いはずなので、まさにこの坂は最後の踏ん張りどころなのかもしれません。

 ---2.1km(累計7.8km)---


09:49 景信山(727m)
そして最後の山頂ポイントでもある「景信山」に到着!でも茶屋は閉まっていました。なので先の城山で給水補給したのは正解でしたね。目的地の陣馬山はまだわかりませんが、これ以降はあまり飲み物を買える望みは薄いので、ホント城山で補給して良かったです。まぁ高尾山から遠くなればなるほど至る人も少ないので、平日だとなかなか営業も行っていないんでしょうね。でもこの景信山の茶屋はかなり大きくて、写真の下の段の他に上の段にもあってかなりのキャパでした。確かに高尾山と陣馬山とでは中間地点になりますからね。どちらから来てもいい目標なのかもしれません。


ちなみに目標の陣馬山まではあと5.7km。結構あります。ここまで8km弱だったのでまぁ半分は切っていますのでもう一踏ん張りです。でもこの景信山からの景色はかなり良いですね。多少モヤっていて遠くは望めませんでしたが、近くの山々の表情も豊かでとてもキレイです。その合間に見える町並みも良い感じで、ここまでの中ではこの景信山が最も景色が良かったかも?そういう意味でも人が多く訪れるから茶屋が大きいのかな?妙に納得です。ちなみに陣馬山までは5.7kmですが渋滞の名所「小仏バス停」までは3.6kmとかなり近いです。もしかして小仏バス停からも登山が出来るってことなのかな?中央道のバス停からの登山。なんか面白いですね。っていうか電車を乗り継ぐよりもその方が楽なのかもしれませんね。


それはさておき茶屋がやっていないので長居はせずに次なる目的地へ。最終目標としては陣馬山なんですが、その途中に明王峠なる場所もあって、そこまで行くと陣馬山まであと少しという感じ。アップダウンもその明王峠からが登りになるので、それまではいい感じの山道をトレイルランニングできそうです。しかしそんな矢先・・・。転けてしまいました^^;というのも、もともとロードがメインでランニングをしていたので、どうしても走り方がロードのままで、足を最小限しか浮かせない癖が強くて、登山道の特に「根っこ」に何度も足を引っかけていました。それがここでは疲れも加わったのか完全に足を引っかけ、登山道へダイブ(笑)。幸い、グローブをしていたので怪我はしませんでしたが、そのグローブは泥だらけ。もちろん水道などありませんし、しかもそのグローブで汗をぬぐったりしていたのでちょっと困りました。途中に火事用の雨水貯水タンクがありましたがどう見てもキレイじゃないので結局そのまま我慢して登山道を進んでいきました。富士山ほどじゃないものの、ここも一応「山」なので水資源はなかなか手に入りそうにないですからね。

 ---3.7km(累計11.5km)---


10:28 明王峠(739m)
陣馬山を前に最後のチェックポイントでもある「明王峠」に到着。茶屋はありますがもちろん営業していません。水もなさそうなので泥だらけのままでここもまたスルーすることとします。しかも「峠」ということで「山頂」とは違って景色も開けていないので、ちょっと方向感覚がつかみにくい場所でした。景色が見えればどの方角かも読めるのですが、ここでは全然景色が望めないので方向感覚が鈍って最後の陣馬山までの距離感もつかみにくかったです。せめて目標の山頂の姿でも見えれば楽だったんでしょうが、ここでは何にも望めなかったのでちょっと辛かったです。といってもここからの登りを登り切ればいよいよ目標の陣馬山ですからね。


しかしその明王峠を通過していきなり倒木が道をふさいでいました。しかも狭い登山道だったので越えるのも一苦労。ちなみに城山あたりから登山道にはアップダウンがキツイショートカットルートの他にアップダウンがあまり無い迂回路があって、その都度選べるようになっています。最初は距離を短くするためにアップダウンの道を選んで通っていましたが、いかんせん階段の上り下りばかりで全然走れないので、後半は迂回路に回って走っていました。そういう意味ではこの倒木も障害物競走みたいな感じでしたけどね。その後もこんな感じの細い迂回路を通りながらも徐々に登っていくのでありました。ちなみにここまで来るとすれ違う人も追い越す人も全然居ませんが、たまに同じような装備のトレランランナーがいたりするのでちょっと嬉しかったですね。マラソンと違ってすれ違うたびにお互いきちんと挨拶するのも気持ちいいものです。登山っていうかトレイルランニングはここが良いところですよね。


そしてかなりの坂を登っていったものの、距離感が全くないのでかなりヘロヘロになってきました。森の中なので景色が開けていないので山頂がどの程度先なのかも全然分かりませんし、距離表示もないですし、何より人っ子一人いない。平日だったので当然なのかもしれませんが、高尾山はあれだけ平日でも混んでいたのに、やっぱり陣馬山まで行くと人が少ないですね。でも終盤には高尾山山頂の時のような階段が現れて、いかにも「この先に山頂があります」的な光景が広がってきていて嬉しくなりました。この坂を越えればいよいよ目標の陣馬山です。

 ---2.0km(累計13.5km)---


10:48 陣馬山(855m)
そして陣馬山到着。陣馬山といえばこの白馬のモニュメントですよね。高尾山とは違って全然人が居ませんでした。っていうか茶屋やお店も全くやっていない!陣馬山はそれなりに有名ですし、高尾山からの縦走じゃなくても和田峠のバス停からすぐに登ってこれるはずなのにここまで人が全然いないとは・・・。ある意味のんびりできていいのかもしれませんが、いかんせん先の転倒で手が泥だらけ。トイレはあるようでしたが、手が洗えるか否かは微妙でしたし、なによりそのトイレが山頂から階段をかなり下りた先にあったので降りてまた登るのが面倒だったので我慢することにしました。しかしその我慢があとでとんでもない結果をもたらすことになるとはこの時点では知る余地もありませんでした・・・。


それにしても高尾山より250mも標高が高いこともあって景色は良いですね。どの方角になにが見えているかいまいちわかりませんでしたが、清々しい風とともに見る景色はなかなかいいものです。強いて言えば茶屋がやっていればここでランチをとりたかったんですけどね。富士山のように今回はおにぎりを持参せず、あくまで補助食としてSOYJOYしか持ってきていないので、SOYJOYでランチはちょっとね。まぁ時間的にまだ昼前だったので下山後にランチをとればいいかな?という感じでした。結局、頂上では5分ぐらいのんびりして、そして下山道へと進んでいくのでありました。



10:54 陣馬山(855m)
ちなみに下山の目的地は陣馬山のバス停。そのバス停からJRの高尾駅までバスが1時間に1本出ているようなのでそれに乗れば峠から街までスムーズに行けるらしいです。一般的に高尾山・陣馬山縦走の最終目的地は和田峠のバス停になることが多いみたいです。でもこの時は2日前の富士山登山の疲れも残っていたこともあってここまででかなり疲労がたまっていて、頭の中は「陣馬山」「バス停」のキーワードしかなく、「和田峠」というのは完全に頭から消えていました。しかも明王峠から陣馬山へ向かう道の最後の階段手前に「陣馬山バス停→」なる文字を発見していたので、山頂からは少し戻ればそのバス停の下山道へ行けると思い、陣馬山を下りていきました。


しかしこれが大きな失敗。その案内板のバス停の正確な表記は「陣馬山登山口バス停」であって、和田峠にあるバス停は「陣馬高原下バス停」。この2つは似ているようで全く別の場所。つまり下山道を完全に間違えてしまったようなんです。ちなみに本来行く予定だった和田峠のバス停はまさに陣馬山山頂の下にあったトイレの先が下山道。なのであのときトイレに行っていれば間違えることは無かったと思うととても後悔してしまいました。というのも陣馬山山頂では既に腹痛を起こしていたものの、和田峠までならどうにかもつと我慢していたのですが、まさか全く違う下山道を通る羽目になるとは思いもしませんでした。なのでこの下山の時は、いつバス停に到着するかわからない不安に加えて腹痛というダブル苦痛。泣きそうになりながら下山していくのでありました。


しかもその間違えた下山道。めちゃくちゃ急勾配で全部階段。しかもその階段状も滑りやすい岩だったので、ただでさえ下山は苦手なのにその滑りやすい岩の階段でびびりながら下って行かざるを得ませんでした。しかもその階段がとにかく長い!しかも景色が全く開けていないし、何より人の気配すらしない。あるのは途中に「栃谷・藤野駅→」なる案内板のみで距離表示が全く書いていない。しかも「栃谷」ってどこ?って感じですし「藤野駅」も正直なところどの辺の駅なのかいまいち理解していませんでした。まぁ方向的に高尾の数駅先の駅だろうとは思いますが、その藤野という街がどの程度の大きさなのかも知りませんので不安でしょうがなかったです。ちなみにバス停についてはこの時点ではまだ目標のバス停だと信じて下山していましたが、途中の案内板には「バス停」の文字すらなくなっていたのでとても不安になりました。


その辛い辛い下山道をひたすら降りていくと突然景色が大きく開けました。ここまでの下山道は正直なところ写真を撮るのも厳しいくらい暗くてうっそうとした森で、急に明るくなったので景色が開けた以上にその明るさに驚きました。何故?って感じでしたがしばらく歩いていくとセメントで固められた道になり、そして何より嬉しかったのが「電線」があったこと。電線ありきところに民家有り!ってことはついに下山完了?と思い、腹痛を我慢しつつその舗装された道を下っていくのでありました。


しばらく歩くと民家の屋根らしきものが遠くに見えたのですが、それ以上に嬉しかったのが「水道」。泥だらけだったのでこの水道はまさに「恵みの水」という感じで嬉しかったです。しかも明らかな水道水なので飲むには抵抗はあったものの、顔を洗ったりすることはできました。もちろんグローブや体の泥もここで落とせたし、泥だらけで汗まみれのタオルをここでキレイにできたのは大きかったです。この水道は下山者にとっては本当にありがたい場所にあったので、下山者のために設けてくれたのかと思うと周辺住民の方に感謝感激です。本当にありがとう!と叫びたくなるぐらい嬉しい水道でした。しかも水道がある場所は木陰になっていて休憩もできたし言うこと無しでした。


しかし泥はとれても腹痛はまだ治まった訳じゃないので辛い下山はまだまだ続きます。でも徐々に民家も多くなってきて、ついに車が通れるほどの道に接続!となると街まではあと少し?と思えるので嬉しかったです。何よりこれだけ道幅があれば走れるので腹痛が治まっている間は走って距離を稼ごう!・・・っと思ったのですが、その腹痛はかなりきつくて限界ギリギリ。かといって民家に駆け込んでトイレを貸してもらうわけにもいかないので我慢するしかありません。しかも公道らしき場所に出たので木々があまり生い茂っていないので、真夏の日差しをモロに浴びて暑いったりゃありゃしませんでした。今度は体力的なものではなく暑さでヘロヘロ。正直、車が通ればヒッチで駅まで載せてもらおうか?と思うほど(でも車は一台も通りませんし、人っ子一人見ませんでしたが・・・)。

 ---2.8km(累計16.3km)---


11:35 栃谷(415m)
ちなみにこの公道に出てようやくバス停までの距離案内が出てきたので、この先には無事にバス停があることを理解してホッとしましたが、まだこの時点ではバス停そのものを間違えていることには気づいていませんでした。それ以前に体調的にヘロヘロでとにかく街に出たいの一心で下山していきましたが、そんな矢先にログハウスを発見。どうみても周辺の民家とは造りが違ってなんか変わった施設。そして看板をよく見ると「栃谷休憩所」なる文字を発見!もしかしてここが「栃谷」でしかも休憩所。ってことは・・・トイレあるじゃん!!!早速トイレに駆け込んで事なきを得ました(笑)。「ぽっとんトイレ」でしたがそれでも十分。水道もあるので手洗いもできましたし、とりあえずこれで体調は万全!!!


あとはここからバス停までどの程度あるかですが、案内板で30分ぐらいとあったので走れば15分かな?15分ならがんばれます。ちなみに藤野駅までは60分とのことだったので、まぁ駅を目指してもそれほど遠い距離ではないです。でも未だにバスで高尾駅へ行こうとこの時点では思っていたので藤野駅まで行くつもりは全くありませんでした。それにその案内板にはきちんと「陣馬高原口」と書いてあったのでとりあえず和田峠のバス停の名前に近かったのでここで安心しちゃいました。でも和田峠のバス停は「陣馬高原下」という名前。ここに書いてあったのは「陣馬高原口」。「下」と「口」の違い・・・。もちろん気づくはずもありませんでした。

 ---2.4km(累計18.7km)---


11:55 陣馬山登山口バス停(210m)
途中、日帰り入浴が出来る温泉があったり、川のせせらぎの横を歩いたりしながらようやく幹線道路へ出ることが出来ました。そしてバス停を探すとすぐ近くに発見。ようやくたどり着けた・・・。そしてそのバス停の名前を見ると「陣馬登山口」・・・。さっきの案内板と違うじゃん!さっきは「陣馬高原口」って書いてあったのに、ここでは「陣馬登山口」になっているのーーー?しかもバス会社が明らかに違うし(陣馬高原下は西東京バスでここは津久井神奈川交通)、何より行き先が「藤野駅」へ行くか「和田峠」に行くかのみ。「高尾駅」には一切いかない路線。しかもバスの時間も次は2時間後・・・。ここでようやく間違いに気づいたものの時既に遅し。2時間待つのもイヤなので、先の案内板の藤野駅まで30分なので(案内板の時点で60分でしたがここまで30分降りたので・・・)仕方ないから藤野駅まで歩くこととします。一応幹線道路なので歩道もありますし、登山口からなので下りだろうと思ってがんばりました。


しかし世の中そんなに甘くなく、下りはほとんど無くて登りが多いわ、歩道が無くなって車が頻繁に通る車道脇を歩くことになるわ、かなり辛かったです。でも地元の人に聞いた話からするとトンネルを抜ければ駅はすぐと聞いていたので、そのトンネルまでがんばって歩きました。でもそのトンネル内が一番怖かったですけどね。明るさは問題ないのですが、車通りが多いので怖いのなんのって。歩道はなく、路側帯があるのみで車道も車がギリギリすれ違えるほど。なので万が一すれ違うポイントに居たらかなりやばそう・・・。幸い、私がトンネルを通過する際は車は通らなかったので良かったですが、最後の最後までドキドキしながらの下山になってしまいました。

 ---1.9km(累計20.6km)---


12:07 藤野駅(215m)
そして藤野駅到着。小さな地方の駅ですが、なんと駅のトイレに着替えスペースを発見!トイレブースの中ですが靴を脱いであがれる小さなスペースがあって、狭いながらも靴を脱げる場所があるだけでも助かりました。その代わり真夏ということもあってトイレの中は灼熱地獄でしたけどね。着替えてもすぐにまた汗でびっしょりになりそうなほど。でも富士山登山とは違って着替えられるだけでも全然OK。しかも電車は本数こそ少ないものの、次の電車まであと15分ほどでしたのでそんなに待たずに乗れそうです。ちなみに電車は高尾行きなのでまさに渡りに船。もしかすると和田峠の1時間に1本しかないバスを待つよりこっちの方が早くてスムーズに帰れるのでは?と思えるほど。しかも電車なのでバスより安いし、もしかすると結果オーライ?(笑)。まさに「怪我の功名」だったのかもしれませんね。


そして無事に電車にも乗れ、2駅で高尾駅に着きましたが、あとあと考えるとこの藤野という場所は相模湖のすぐ近くだったんですね。だったら藤野からではなく相模湖駅まで歩いて相模湖も楽しめば良かったと思いました。でもこのときはあまりに下山がきつかったので、とにかく1分1秒でも早く帰りたい!という気持ちしかなかったので残念ながら相模湖は見ることなく過ぎ去ってしまいました。なにせ高尾までのたった2駅も爆睡していましたからね。気づけば最終の高尾駅でしたので^^ゞ(駅間がかなり長かったので結構眠れました)

ちなみに高尾駅からはJRではなく安い京王線に乗り換えて都心に帰りましたが、下山道を間違えて下山時間としては1時間ぐらいロスしたにもかかわらず、降りた先からの乗り継ぎがよくて、結果的には予定より30分ほど早く戻れました。まさに結果オーライ。でも意図しない下山だったので精神的にはかなりきつかったですけどね。計画をきちんと立てていっていれば、日帰り温泉に入ったりもできたし、相模湖の湖畔も楽しめたのかもしれません。でも何より無事に戻れたことが一番。なにせこのあとも予定があったので、早めに帰れたので余裕を持ってこなすことができましたからね。


そんなこんなで登山こそ順調だったものの、下山ではえらい目に遭いましたが、結果オーライ。終わりよければ全て良し(笑)。でも登山の場合はこういうことはあまり望ましくないんですけどね。疲労で案内板や地図をよく確認できずにいたのがいけなかったのでしょう。今後は体調を万全にしてチャレンジしたいと思います。

何より今回はトレイルランニングとしてはかなり楽しめましたね。下山道こそあまりに急な階段ばかりだったので走れませんでしたが、それ以外はほとんどの場所で気持ちよく走れました。富士山の時は登山時は全く走れませんでしたので、登りを走る感覚はここで十分味わえたかもしれません。タイム的にはどうなのかわかりませんが、とりあえず気持ちよく走れましたし、何より同じ登山道にいる他の方との挨拶が気持ちよかったです。

やっぱり山って良いですね。

そういう意味でもドライなロードレースよりも、今後は山道を走るトレイルランニングに興味が出てきました。トレイル自体は以前から興味あったものの、いかんせん沖縄にはトレイル向きの山道がほとんど無いですからね。あっても完全に舗装されちゃっているか、逆に誰も来ないから荒れ放題でまともに通れないレベルとか。何より山にはハブがいる沖縄なのでなかなかね・・・^^ゞ

なのでトレイルのレースに関しては基本的に本土になってしまうでしょうね。アップダウンのトレーニングは沖縄にも高低差の高い道はいっぱいあるので問題ないですが、悪路にかんしては沖縄だとちょっと難しいので、沖縄に住んでいるとトレイルのレース参加はいろいろ障壁がありそうです。でもロードは既に目標を達成してしまっており、マラソンは楽しめる大会しか参加しなくなったので、そろそろ変化を求める意味でもトレイルランニングを本格的に始めようかな?と思い始めています。

そういう意味でもこの高尾山・陣馬山縦走はいろいろ収穫を得ることができたと思います。富士山登山も楽しいですが、山道の縦走もかなり楽しかったですからね。トレイルの中には50kmを越える丸1日かけるレースもあるらしいですし、自然を肌身で感じる意味でも楽しそうです。まぁロードとトレイルとでは走り方もペース配分も全く違う「別物」ですけどね。なのでロードはこれからも継続するつもりなので、問題は走り方かな?今回の縦走でも痛い目にあいましたしね^^ゞ

まぁ走り方はちょっと気を付ければ対処できると思いますので、今後もレースも含めてトレイルランニングにはチャレンジしていきたいと思います。できれば沖縄(離島)でも良いコースがあればな〜。奄美には山があるのでありそうですが、沖縄だとなかなか厳しいかな?でも舗装路ですが走り甲斐があるのが渡嘉敷島ですね。あの渡嘉敷港から東岸の林道を通って阿波連南まで抜け、北上して照山を越えてトカシクビーチを経由して港へ戻るコース。以前走ったことがありますがアップダウンはかなり強烈。まぁトレイルの中には本当の山登りも含めたコースも多いので、それに比べれば大したことが無いのかもしれませんが、沖縄の中ではかなりのコースだと思います。でも全部舗装されていますが・・・。

なので今後は走り方もさることながら練習する場所も問題になってきますね。本格的な山道を走るとなると沖縄ではなく奄美まで繰り出すことになるかな?それもまた島へ行くきっかけになっていいかも(笑)。


そんなこんなでロードからトレイルへ。そんな気持ちも徐々に持ち始めてきた2010年なのでした。今後の展開はこの旅ログやブログでも綴ると思いますのでご期待ください。



2010年夏。高尾山・陣馬山縦走トレイルランニング記録
08:08 高尾山麓駅(197m)
 ---1.3km(累計1.3km)---
08:19 琵琶滝(330m)
 ---2.1km(累計3.4km)---
08:47 高尾山山頂(599m)
<高尾山6号路登山 39分>

08:51 高尾山山頂(599m)
 ---1.6km(累計5.0km)---
09:08 一丁平(570m)
 ---0.7km(累計5.7km)---
09:23 小仏城山(670m)
 ---2.1km(累計7.8km)---
09:49 景信山(727m)
 ---3.7km(累計11.5km)---
10:28 明王峠(739m)
 ---2.0km(累計13.5km)---
10:48 陣馬山(855m)
<高尾山・陣馬山縦走 1時間57分>

10:54 陣馬山(855m)
 ---2.8km(累計16.3km)---
11:35 栃谷(415m)
 ---2.4km(累計18.7km)---
11:55 陣馬山登山口バス停(210m)
 ---1.9km(累計20.6km)---
12:07 藤野駅(215m)
<陣馬山下山・藤野駅 1時間13分>

最後にこの高尾山・陣馬山縦走トレイルランニングルートのGPSデータに写真を組み合わせてページを作ってみました。
高尾山・陣馬山縦走トレイルランニングルートのGPSデータ&ポイント写真
参考サイト(地図&高低差マップ)
posted by 離島ドットコム管理人 at 16:39 | 本土等その他エリア

2010年09月20日

【静岡】富士山登山2010〜須走ルート編

2009年夏。久しぶりの富士山登山を富士宮ルートで行いましたが、いかんせん富士宮ルートは標高2400mからのスタートでしたし、登山道と下山道が一緒だったのでいまいち楽しめなかったです。加えて梅雨明け前に登ったので、山頂は霧で真っ白で剣ヶ峯登頂やお鉢巡りも出来なかったので、2010年夏に再チャレンジ。

富士山には大きく4つの登山ルートがありますが、個人的には最も気になっていた「須走ルート」を今回は選択しました。でも正直なところ御殿場ルートにするか須走ルートにするか、最後の最後まで悩んでいましたが、須走だと朝8時過ぎに登山口に行けるバスがあったので、少しでも早く登りたかったので最終的に須走口に決定!(御殿場登山口は早くても9時だったのでこの1時間の差は大きい)。

ちなみに富士山登山ルートにはもう一つ、吉田ルートがありますがこちらは最もメジャールートで最も混雑するのでパス。確かに富士宮の2400mに次いで2300mという高い標高からのスタートなので楽かもしれませんが、今回選択した須走ルートはなんたって下山道の「砂走り」がありますからね。まるで滑って降りるかのように駆け下りることが出来る下山道。

これが最大の楽しみなのでした。

御殿場ルートにも「大砂走り」という下山道があって、こちらは富士山登山駅伝で有名ですが、先の話のように御殿場ルートは今回時間が合わなかったのでまたの機会ということで・・・。なにせ御殿場ルートはバスの時間が須走より1時間遅いということ以上に、登山を開始する標高が富士宮が2400m、吉田が2300m、そして須走が2000mなのに対して御殿場は1440mと富士宮よりも1000m近くも低い場所からスタート。つまりの所、富士宮や吉田に比べて1000mも余計に登ることになりますからね。結果、かかる時間も他のルートの1.5倍か2倍近いと言われています。

なにせ今回の富士山登山の日には夜に飲み会の予定が都心でありましたので^^ゞ

つまり今回の予定は早朝に都心を出発し、日帰りで富士山登山して、夜には都心に戻って飲み会という超強行スケジュール!

・・・普通は公共交通機関のみで都心から日帰り富士山登山はしようと思いませんよね^^;

マイカーなら早めに登山口まで行って日帰りということも可能ですが、さすがに私は無理なので、公共交通機関を使うとどうにか須走口なら朝早くから登ることが可能でした。そういう意味でも今回は須走ルートによる富士山登山になったのでした。


ちなみにその日帰りのための公共交通機関もまさに計算し尽くした乗り継ぎ。これしかない!というぐらいの乗り継ぎで朝一番お富士山登山バスに乗ることが出来ました。まぁこんなスケジュールで行く人は他にはいないと思いますが参考まで^^ゞ

品川04:35発(始発・東京ではなく品川始発なので品川泊にしました)

国府津05:44着
国府津05:57発

御殿場07:00着
御殿場07:10発(バスは7時10分ギリギリに来るので10分でも乗り継ぎ可能)

須走口08:10着


とりあえず本土場合、電車なら遅れることはほとんど無いので、このスケジュールでもスムーズに御殿場まで行けましたし、御殿場での乗り継ぎもバスは7時10分ギリギリに来るので問題なく乗ることが出来ました。そしてバスも多少御殿場市街で渋滞しましたが(ものすごい遅い重機の車が道をずっとふさいでいたので)、8時10分には須走口へ到着。須走口はそんなに大きくないので、そのまま登山口のお土産屋さんの前を通り過ぎればすぐに登山開始!

結果、到着5分後には登山を開始していました。

というのもこの須走ルートは富士宮とは違っていきなり「登山」という感じではなく、序盤は森の中をハイキングするかのような感じなので、その序盤で十分ウォーミングアップできますからね。序盤で息を上げておけば中盤以降は呼吸も安定します。マラソンをやっていると一度アップさせておけば、その後の呼吸はずっと安定するので高山病にもかかりにくいみたいです。おかげで富士山登山は何度もやっていますが、ハイペースで登っても一度も高山病どころか頭痛も体調不良にもなったことがありません。まさにマラソン体質様々です^^v

そんなこんなで午前8時15分。須走ルートから富士山登山開始です^^/

08:15 5合目登山口(2000m)
登山口のお土産屋などの建物を抜けるといよいよ登山開始!といっても最初はこんな感じできちんと整備されていて拍子抜け。でもこの整備された道はあくまで最初にある神社までの参道みたいなものなので、本格的な登山はその神社を超えた先。神社で安全祈願をしてその脇の入口からいよいよ富士山登山須走ルート開始です!


この須走ルートは5合目からの富士山登山の中では唯一、森の中の登山道があるルートで、他のルートとはこの序盤はひと味違います。でも逆にこの森の中の登山道はとても滑りやすく、途中で露出している木々の根っこがさらに歩きにくくさせています。しかも途中でかなりの勾配の場所もあったり、森の中なので先が見えないからなかなかキツイかも?他のルートを見上げれば山頂ないしその先の山小屋とか見えたりしますからね(御殿場ルートは山小屋が少ないのでそもそも見れませんが・・・)。でも森の中は森林浴のような感じで他の富士山登山ルートとは違って「登るだけ」という感じではないので気持ちは良いですね。普通の登山みたいで・・・。というのも富士山は基本的に森林がほとんど無い斜面を登るので、富士山登山といえばごつごつした岩肌や砂地というイメージ。なのでこの須走ルートの序盤はとても貴重かもしれません。


その森を抜けるとようやく富士山らしい景色が開けた場所に出ますが、それでも他のルートに比べて須走ルートは緑が比較的多め。なので個人的にはこの須走ルートは淡々とした岩肌や砂地が多い他のルートよりも好きかな?まぁその分、富士宮や吉田よりも300〜400mも低い場所からのスタートになりますけどね。富士宮で山頂まで1300m登るので、この差は大きい!率にして30%も余計に登らないとならないんですからね〜。でも須走は富士宮のように登山道と下山道が一緒じゃなく別々なので登りやすいし、吉田のように人も多くないのでとても快適。人が少ないから途中、追い抜く際も挨拶もしやすいのでこのルートは好きですね。まぁまだ序盤なのでその30%も余計に登るという負担をまだ知る余地もありませんでしたが・・・


---2.6km(累積2.6km)---

08:45 6合目(2400m)
そんなこんなで「6合目」に到着。標高2400mなのでようやく富士宮ルートの「5合目」に匹敵する高さまで登ってきました。序盤なので体力も十二分にあるのでまずまずのペースかと思います。でも富士山って同じ「6合目」でもその先に「本6合目」だったり、「新6合目」だったりあって、「7合目」はいつだよ!ってことがしばしば。この須走ルートも「6合目」の前に「新6合目」があったり、後に「本6合目」があったりどこが本当の「6合目」か訳分からなくなりましたよ。しかも各所の表記も明確に書かれていなかったので、この2400m地点も表記では「6合目」と書かれていましたが、後で調べると「新6合目」の標高だったり・・・。とりあえず「6合目付近(笑)」ということで登山を再開することとします。ちなみに今回はハイドレーション付きのザックを背負っての登山だったので、給水休憩は特に無し。給水は登山途中にいつでもできますからね。なのでそのまま6合目はスルーして頂上を目指します。ちなみにハイドレーションとはトレイルランニングなどに使用される給水システムで、背中に水が入ったパックを仕込んでチューブで吸って給水するもの。この際、パックの中には空気が入らないので、良くありがちな飲み物がたっぷんたっぷん揺れることはない優れものなんです。


それにしても須走ルートには緑が多いね。さすがにもう森はないけど、こうして登山道の傍らに緑があるだけでもなんか嬉しくなります。よく見ると花のようなものもあったりしますし、心なしか空気も澄んでいるような気さえしますね。標高2500mともなると酸素濃度もかなり低くなってくるのですが、緑があるとなんか酸素が濃くなりそうな感じさえします。実際は微々たるものかと思いますが・・・。


---0.4km(累積3.0km)---

09:02 本6合目(2700m)
「本6合目」だと思いますが「6合目」もそんなに遠くないのでどっちかどっちかよくわかりません。とりあえず標高は2700mぐらいだと思いますので、既に700mも登ってきたことになりますね。山頂まであと1000mちょっと。まだまだ先は長いです。でもいい加減これを超えれば「6合目」シリーズからは脱出して「7合目」シリーズに到着かな?まぁその「7合目」シリーズも「本」があるらしいのですが・・・。


しかしその7合目を目指す頃には霧も晴れてついに目指すべき山頂が見えてきました。遠くてもその目標が見えるだけでも嬉しいですね。見えない目標よりも見える目標。これは大きいです。さすがに7合目を目指す頃には緑は減ってきましたが、あとはこの山頂が見える機会も増えると思いますので、それを目標にがんばって山頂を目指していくのでありました。


---0.5km(累積3.5km)---

09:28 7合目(2960m)
「7合目」到着!ここは須走ルートでも数少ない登山道と下山道が合流する場所で、しかもここから下山道では砂走りが始まるので人がやや多め。といっても他の吉田や富士宮に比べれば全然少ないですけどね。しかし問題はこの先。「8合目」からは吉田ルートと合流するのでなーーーんかイヤな予感が・・・。その前にこの「7合目」シリーズには「本7合目」もありますので、まずはその「本」を目指すこととします。


でもこの「7合目」まで来るとさらに山頂が近く感じますね。そーいえば標高差もついに1000mを切って残り800mまで登りました。スタートが2000mだったのでもう1000mも登ってきたんですよね〜。でもまだまだ半分。というのも富士山は序盤はまだなだらかですが、後半は急斜面になるので同じ標高の差でもきつさは後半の方が遙かに上。本番は「8合目」からですからね・・・。でもその「8合目」からは吉田ルートと合流する須走ルート。須走は空いていて好きですが、この吉田と合流するのが難点ですからね・・・。


---0.7km(累積4.2km)---

09:50 本7合目(3200m)
そしてその恐怖?の「8合目」の一歩手前の「本7合目」に到着。標高もついに3200mまで!山頂まであと500mちょっと。ちなみにこの「本7合目」の山小屋は「見晴館」といいますが、山頂までは良い感じで見渡せるものの、下界には雲海が広がっていてなかなか景色は望めませんでした。富士山は単独峰なので本当に天気が変わりやすいですからね。風が抜けるので雲もそのまま一緒に抜けるので、なかなか下界の景色が望めません。まぁ前回の富士宮の時は完全な雨雲だったのですが、今回は単なる雲だったのでそれほど密な雲ではありませんでしたがやっぱり下界の見晴らしはいまいちでした。残念。


---0.3km(累積4.5km)---

10:08 8合目(3350m)
そして運命の「8合目」に到着。吉田ルートと合流で混雑しそう・・・。って思っていたらこの「8合目は」吉田ルートの下山道との合流・分岐地点だったのでこの時点ではまだ吉田ルートからの下山する人も多くなかったので、そんなでも無かった。問題はこの先の「本8合目」でした。まさに吉田ルートの登山道との合流になりますので、ここまでいいペースで登って来れましたが、「本8合目」からは吉田との合流による渋滞を覚悟しないといけませんね。まぁご来光渋滞に比べればマシだと思いますけどね(笑)。個人的に「ご来光」には全く興味がないので、その渋滞にはまることはないと思いますが・・・^^ゞ


---0.4km(累積4.9km)---

10:23 本8合目(3400m)
いよいよ吉田ルートと合流する「本8合目」に到着!といってもこの付近の山小屋は比較的近い場所にあるので、先の「8合目」からもわずか50m登った程度。なので「本」もそうでないものもすぐ近くだったんですけどね。でも「8合目」は吉田の下山ルートとの分岐で、「本8合目」は吉田の登山ルートとの合流でちょっと複雑。登山時は同じ山頂を目指すので間違えることはないのですが、下山時は間違える人が多いんですよね。特に吉田ルートの人が間違って須走に降りちゃうことが多いらしいです。この2つの登山口はかなり離れていますので、間違えたらえらいことになりますので、富士山登山をする方は自分が登る登山道の「色」を覚えておきましょう。案内板にそのルートの「色」が表示されていますので、その「色」さえ間違えなければ下山道を間違えることは無いと思います。ちなみに須走は「赤色」で吉田は「黄色」、富士宮は「青色」で御殿場は「緑色」なのでお間違えなく!


---0.4km(累積5.3km)---

10:32 8合5勺(3450m)
山頂近くなると「合」の他に「勺」で表記される場所が増えていますが、「合」はわかりやすく言うと「割」という意味で、「勺」は「分」という感じ。なのでこの「8合5勺」とは「8割5分」ということで、数字で言うと85%まで登ってきたと言うこと!残り15%です。しかし先の「本8合目」で合流してからは人が多くてスムーズに登れません。ちょっと勾配がきつくなったり岩場になると立ち止まる人が多くて大渋滞。中でも何故か吉田ルートからは外人さんが多くて、しかも半袖半ズボンというあり得ない服装。しかも白人だったので、その服装じゃ影が全くない富士山だと真っ赤に日焼けしちゃうはず。しかもあまり肌を露出すると富士山は岩場が多いので転倒時には怪我をする可能性が高い。半袖はまだしも少なくても半ズボンはちょっといただけないような気がします・・・。しかもこの外人さんは集団で移動して平気で登山道のど真ん中で止まって道をふさいだりするのでちょっと迷惑。加えて大騒ぎしながら登るので騒々しいし、もう少しモラルをもって登ってきて欲しかったものです。まぁ外人さんだけじゃなく吉田ルートからは人が多くなったこともあってマナーの悪い登山者も多かったですけどね。特に登山道のど真ん中で立ち止まって写真撮影したり、中には登山道を完全に塞ぐ形で座り込んだり・・・。もう〜どうにかして!って感じの光景を多く目にしました。


---0.5km(累積5.8km)---

10:46 9合目(3600m)
そして究極だったのがこの「9合目」のこの光景。正面で座っている人。完全に登山道を塞いで座っています。完全に常識を逸しています。「9合目」まで来てバテたのは分かりますが、登山道のど真ん中でしかも道を完全にふさぐ場所に座ることはないでしょう?ちょっと寄ればいいのにこの位置。最初はその先に登山道は無いのかと思えるほどでしたが、山頂への道はまさにこの不届きものの先。なんで登山者が登山道を塞いで座っている人を避けて通らなければならないのか不条理に感じた瞬間でした。でも「9合目」なのであと10%。標高差にして100mちょっとです。ちなみに富士山の最高峰は3776mですが、各登山道の山頂は3700m強なのでこのルートとしての山頂はあと100mです。もうひと踏ん張りです。


この最後の10%が富士山登山で一番きついんですけどね。というのも富士山の稜線を見れば分かりますが、山頂に行くにしたがって勾配がきつくなっていますよね。なのでこの山頂直前の勾配が最もきつく、今まで砂地の斜面が多かった登山道も岩場の階段状になっていて登るのにも一苦労。加えて吉田ルートからのたくさんの登山客で大渋滞。さすがに一般ルートはものすごい渋滞だったので、ちょっとルートを外して脇の岩場がさらにキツイコースをトレースして渋滞を避けつつ登っていったのでありました。結局混んでいるのは楽なコースでキツイコースは空いていますからね。その楽なコース待ちの渋滞だったので、まだ体力はかなり残っていたのであえてキツイコースを通って山頂を目指しました。


---0.4km(累積6.2km)---

11:02 須走ルート頂上(3706m)
そしてついに須走ルートの山頂に到着!っていうか吉田ルートとしても山頂なので、人はかなり多かったですけどね。でも前回の富士宮ルート時には望めなかった火口も十分望める晴天。前回は天気の悪化で登頂即下山だったので出来なかった火口を巡る「お鉢巡り」も今回は出来そうです。ちなみに須走口からかかった時間は休憩や小休止込みで3時間弱。前回の富士宮が2時間半ぐらいだったので、まぁスタート地点の標高差400mの分遅れたって感じかな?目標も3時間ぐらいだったので予定通りにたどり着けた感じでした。これなら「お鉢巡り」をしてから下山しても夜の飲み会にも間に合いそうです(笑)。


ちなみに須走ルートおよび吉田ルートの山頂は富士山最高峰の「剣ヶ峯」までは火口のちょうど反対側。なので真なる山頂を目指すにはこの火口を半周しなければなりません。一般的には時計回りの方が近いのですが、でもその回り方だと剣ヶ峯直前に猛烈な「馬の背」を登らないとならないのですが、今回は丸々一周する予定だったので楽な半時計回りを選択。それでも最後の剣ヶ峯まではかなりの高低差。ここまで登ってきたにもかかわらず山頂でまた登るなんて・・・。でも山頂の火口は登りもありますが平坦な部分もあるので、ここからはトレイルランニングモードで小走りでお鉢巡りをすることにしました。空気が薄いはずなんですが小走りしてもなんか快調。すごく気持ちよかったです。正直なところここが富士山山頂ということを忘れるぐらいに心地よかったですね。まるで下界の平地を走っている感じでしたよ。まぁここまで登りばかりだったので平坦な道と言うだけで楽だったんでしょうね。高山病も無かったですし、今回はテンションがハイになることも無かったのでとても気持ちよくお鉢巡りランニングが出来ました。


といっても上り坂では走ることは出来ませんでしたので、ランニングは下りや平地ないし緩やかな登りのみ。しかしこの反時計回りのお鉢巡りは須走ルート山頂からだと一度下ってあとは剣ヶ峯までひたすら登り。標高差としては時計回りよりは下る分だけ余計に登ることになりますが、あの急な「馬の背」が無いだけでも気分的に楽でした。といってもやっぱり最後の剣ヶ峯までの坂はかなり急。でもこれを登り切ればあとは下るのみ!と考えればがんばれます。特に前回の富士宮ではたどり着けなかった場所なので気持ちがはやって辛さはそれほどありませんでした。


---1.1km(累積7.3km)---

11:27 剣ヶ峯(3776m)
須走口から3時間12分。ついに富士山山頂でもある「剣ヶ峯」に到着!まさにここが日本で一番高い場所「3776m」地点です(実際は3775.6m)。しかしこの山頂、長蛇の列が出来ていました。というのもみんなこの石碑と一緒に写真を撮りたいらしくその写真撮影待ち(笑)。私はこの石碑さえ写真が撮れればいいのでこの長蛇の列は関係ありませんでしたが、かなり多くの人が写真撮影のために並んでいました。ははは・・・。ちなみにこの山頂にはこの石碑以外に展望台的なものもあって行ってみましたが、その道のりはとても通りにくく、やっとの思いでたどり着いた先で見たものは・・・。雲海のみ(涙)。まぁ雲が無ければ南アルプス方面の景色も望めたのでしょうが、いかんせん日本で一番高い山だけに雲海も高く、何も見えませんでした。残念。


予め山頂で食べるために持ってきていた「どでかおにぎり」を剣ヶ峯で取り出し、そして火口を見ながら食す。これこそ今回の登山の目的でしたからね。補助食としてソイジョイとかも持ってきていましたが、山頂で食すならやっぱり「おにぎり」でしょう〜。しかもコンビニおにぎりみたいな小さいものではなく、通常の2個分ぐらいありそうなものを予め買ってきましたからね。中には生姜焼きの具材も入っていて大変おいしゅうごございました。ちなみに飲み物はハイドレーション内のものは真水だけだったのですが、その他にもペットボトルは気圧の変化で危険だったので、袋入りの「Qoo」を持ってきていました。やっぱり運動のあとは甘い飲み物が一番!エネルギー補給&糖分補給をしっかりして下山に備えるのでありました。

11:39 剣ヶ峰(3776m)
結局、そのおにぎりを食べたりしたものの、山頂での滞在時間はわずか12分。でも長居しても下山道が混むだけなので、いそいそと山頂を後にします。というのも先の山頂の石碑の写真撮影の列。さらに伸びていましたからね。何分待ち?と聞きたくなるぐらいのレベル。下山道も途中まで吉田ルートと一緒なので混雑しそうだったので、早めに切り上げて下山道へ向かうこととしました。といっても須走ルートまでは火口を半周しなければたどり着けませんが、ここからは富士宮や御殿場ルートの頂上を経由して行けるので結構楽しめました。まぁ最初の馬の背はあまりに急なので何度も滑って転びそうになりましたがどうにかクリア。


---0.4km(累積7.7km)---

11:45 富士宮ルート頂上(3712m)
富士宮ルートの山頂は剣ヶ峯からは下るとあっという間でこんなに近かったんだ〜って実感しました。なにせ富士宮ルートからの登山時は山頂に着くと霧で真っ白。浅間大社の建物すらままならないレベルで剣ヶ峯どころかお鉢巡りも不可能でしたからね。なので霧がない富士宮ルートの山頂はこれが初めてかも?こんなになっているんだ〜としみじみ見てしまいました。でもやっぱり一番標高差が少ない富士宮ルートだけに人は多かったですね。去年は梅雨明け前に登ったので人はすごく少なかったので8月末は混んでいるんだな〜って思いました。


11:45 御殿場ルート頂上(3712m)
反面、その富士宮ルートのすぐ隣の御殿場ルート山頂は全く人が居ませんでした(笑)。なにせ御殿場ルートは標高差もさることながら道のりもかなり長く、一般的には日帰り登山もかなり厳しいと言われていますからね。でも他のルートに比べて人は少ないですし、また登山道と下山道が分かれていて、須走のように他のルートとの合流もないので登山も下山もしやすいんでしょうね。そういう意味ではやっぱり御殿場ルートもチャレンジしてみたいと思いました。いつかはこの地へ登ってきたいと思いました。


その後、須走ルート山頂へ向けて火口を半周しましたが途中に何度もアップダウンがあってきつかったです。正直剣ヶ峯までの方が単純に下って単純に登るだけだったので楽だったかも?何より目標が常に見えましたからね。でもこの御殿場ルート口から須走ルート口までの間は先があまり見えなくてきつかったです。でも最後はこうして須走ルートと吉田ルートの頂上が望めてひと安心。それにしても人が多いですね。しかも実際はこの写真の左、火口に近くにはトドの群れのような大集団が寝転がっていました。みなさん疲労と高山病でダウンしているようです。絵的にあまり良い感じじゃなかったので写真としては見切っちゃいましたけどね^^ゞ


---0.7km(累積8.4km)---

11:58 須走ルート頂上(3706m)
とりあえずお鉢巡りは剣ヶ峯での休憩時間を差し引くと44分で走破!というのも登り以外はかなり走っていましたからね。通常お鉢巡りは1時間半かかると言われていましたが、登山時間も通常の半分ぐらいで済んだのでこのお鉢巡りの時間も順当じゃなかったかな?でも登頂直後よりも須走口山頂はかなりにぎやかになっていました。っていうか普通の町のお土産屋通りみたいになっていましたね。まさに外国人のための日本国旗なんかも売っていたし(笑)。でもここからの下山口。登山口とはちょっと離れた場所にあったのでそれを見つけるのに一苦労でした。登山道から向かってこれらの建物の右端が登山口で左端が下山口でその2つは結構離れていました。加えて下山口とわかりやすく書いていなかったので、一度登山口まで行ってからお店の人に聞いて下山口を見つける感じで、余計な体力を使ってしまいました。でも正午ちょうどだったのでまだ下山している人も多くなかったので、下山は比較的混雑無くできそうでしたよ。なにせ正午だったら普通は山頂でランチですからね。私は剣ヶ峯で既に済ませていたのであとは降りるだけです。

12:07 須走ルート頂上(3706m)
12時7分。いよいよ下山開始です。しばらくは吉田ルートと同じコースでしたが、下山道は基本的に斜面なのでかなり楽。富士宮は下山道でも岩場を階段で下りるような場所があってなかなかスピードには乗れませんが、この須走や吉田の下山道は斜面なので走るとかなり気持ちが良い!しかも坂を下って折り返す際にちょっとだけ登りになるのでいいブレーキになり、比較的走りやすい。真っ直ぐだとスピードコントロールしにくいですが、ジグザグで途中に折り返しがあると必然的にそこでブレーキがかかりますからね。なので直線は走って、折り返しでは登りを利用してスピードダウンして転回し、そしてまた走り出すという感じでスムーズに降りることが出来ました。砂走りまではまだ距離があるけど、そこまで至る道もかなり楽しい。といっても走って下山している人は私一人でしたが^^ゞ


---1.3km(累積9.7km)---

12:17 8合目(3350m)
なんと!登りでは1時間弱もかかった「8合目」から頂上までがわずか10分。さすが下りを走ると速いですね。しかも登りと下りとでは使う筋肉が違うので走っても全然平気!何より楽しくて楽しくて、精神的なものが大きかったですね。しかもこの「8合目」を超えれば吉田ルートと分岐しますので、さらに人も少なくなりますからね。そして「7合目」まで降りればいよいよ待ちに待った「砂走り」の始まりです。しかしこの8合目付近は吉田ルートとの分岐と言うこともあって間違える人も多いんですよね。しかも先の「色」を知らない人も多いようで、看板の前で迷っている人もいましたからね。富士山へ登るなら事前に情報収集しておいて欲しいものですね。富士山ってその「色」を見ていれば間違えることはほとんど無いはずですからね。でもたまに気づいたら登山道から下山道に入っちゃっていてそのまま下っちゃったって話も聞きますが(笑)。あと須走ルートの下山道には山小屋が少ないのも注意ですね。登山道側にしかないところが多いので、用がある場合は一度登山道側まで行かないとならないのがつらいです。なので下山道は山小屋に頼らずに一気に下るのがおすすめかな?


---1.5km(累積11.2km)---

12:36 7合目(2960m)
下山道「7合目」到着。須走ルートは基本的に登山道と下山道は分かれていますが、この「7合目」と先の吉田と合流する「8合目」付近だけは共通。なので「7合目」には登ってくる方もいるので注意が必要です。といっても走れるような場所じゃないのでここはそんなに問題ありませんでしたけどね。そしてこの「7合目」を超えれば待ちに待った「砂走り」です。しっかり走って楽しむぞ〜!・・・その前に砂走り用のスパッツをこの「7合目」で着用。これをつけないと靴に砂が入ってしまいますからね。砂走りではこのスパッツは必需品でしょう!あとはサングラスで目を保護。これも無しだと目に砂が入りまくって涙を流しながら下ることになりますからね。なので今回もこのためだけに大きめのスポーツサングラスを買っておきました。あとはタオルを口に巻いて砂埃対策。マスクやバンダナを使う人も多いですが、実際のところタオルで十分。タオルなら汗も吸い取りますし代用も聞きますからね。そして準備もできたところでいよいよ「砂走り」への下山道入口へと向かっていくのでありました。


とにかく楽しい!最初はリズムというか走り方がつかみきれなくて走りにくかったですが、一度コツをつかむとまるで坂を滑って降りていくかのように下っていけます。なんていうか「エスカレーターの下りを歩いて下っていく」感じかな?とにかく気持ちいい!走り方は砂に足が埋もれるのを前提にし、その埋もれ方や滑り方を計算して走るとリズムに乗れます。だいたい着地して30〜50cmぐらいは先に進む感じかな?それと簡単には止まれないので、一気に下るのがおすすめ。止まる場合はスキーと同じで両足をそろえて横にすると比較的簡単にストップできます。基本的に走り出すと減速もしにくいので止まる場合はそうでもしないときちんと止まれません。でもその止まるのもスキーをやっていたときの感覚が蘇って面白かったです。この感覚もたまりませんでした。御殿場ルートの「大砂走り」に比べてやや狭い「砂走り」ですが、それでも人が少ないのでうまく避けていけばそんなに気になりません。むしろ気になるのが砂に埋まっている岩。間違って岩を踏むと転倒なんてこともありますからね。なのでこの岩を避けていくのもなんかゲーム感覚で楽しかったです。歩幅を縦にではなく横に広げるといろいろ対処しやすいですよ。


あと前に人が居ると砂が舞ってくるのでかなりきついですが、人が居ないと無茶苦茶快適です。なので人が前にいるときはタオルで口を覆うものの、いなければタオルを取って風を感じながら走っていました。これがまた気持ちいい!そして時折スキーのように停止して写真を撮ったりして楽しみながら下ることが出来ました。この感覚はまさに富士山ならではだと思います。御殿場ルートの「大砂走り」も楽しみだな〜。


しかしそんな「砂走り」の途中に突然木々が行く手を阻み、そこで大渋滞。なにせ急坂の途中にあって幅も狭くて急斜面。なのでスムーズに降りれないので人が少ない須走下山道でもこの場所だけは混んじゃいます。この木々の部分はほんのわずかでこれを超えればまた「砂走り」が再開しますが、この細い道はかなり厄介でした。しかもこの後の「砂走り」も砂がやや浅めで、序盤のような砂をクッションにしながら走る感じはできませんでしたのでちょっと辛かったですね。でも徐々に砂も深くなって「砂走り」再開!やっぱり最高に楽しいです!!!


そして「砂走り」も終盤になっていよいよ「砂走り」のゴールでもある「砂払い5合目」まであと少しとなりました。さすがにここまで来ると人が詰まってきたので走るスピードを緩めて残りわずかな「砂走り」を味わいながら下っていきました。でも一応「5合目」とあるのでもしかしてスタート地点まであと少し?そう思うと気持ちも楽になりますね。でも実際は・・・・・。


---1.9km(累積13.1km)---

13:03 砂払い5合目(2230m)
「砂払い5合目」に到着!なんと、標高1500mをわずか1時間弱で下ってきてしまいました。正直あっという間。でも砂走りの影響で気づけば全身砂まみれ。この砂払いでは有料ですが砂を落とす水も提供してくれますが、結局まだ下山しきっていないのでここではまだ我慢。下山しきればハイドレーションの余った水である程度は自分でも洗い流せますしね。それに「砂払い5合目」というぐらいなので、登山口の「5合目」まであとわずか!そう思っていたのですが・・・。考えが甘かったです。


とりあえず「砂払い5合目」を抜けてさらなる下山道へ。登り同様にここからは森ゾーンに入ります。がしかし、この森の中の道がとにかくきつかった!!!とにかく滑る。下りなのでなおさらなんですが、登山口周辺には霧が出ていてその影響で湿度が上がり、土の表面に漂着してとにかく滑る!しかもここまで「砂走り」で快調に飛ばしてきたので、急にブレーキがかかった歩き方は逆に負担。おそるおそる下っていくので時間もかかるし、何よりすぐに滑るのでストレスが溜まります。「砂走り」は何も考えないで下って来れたので、この「砂走り5合目」から先はとにかく精神的にきつかった。しかも同じ「5合目」なのにいつまでたってもたどり着けない。森の中なので景色も開けていないので、「5合目」までどの程度の距離かもまったく分かりません。正直なところどんな登りよりもこの「砂走り5合目」からの下りが一番辛かった。最後の最後にこんな難関があるとは・・・。富士山登山は下山も甘く見ちゃいけませんね^^ゞ


そんなこんなで森の中の滑る下山道を耐え抜いてどうにかスタート地点先にあった神社まで。「砂走り5合目」からとてもきつかったので、この神社が見えたときには涙が出そうでしたよ。嬉しくて、嬉しくて。でも最初にこの神社でお祈りをしたからでしょうか?無事にここまで戻って来れただけでも良かったと思います。とりあえずこの神社から先は参道のようになっているので普通に歩いて下れます。もう滑る心配も要らないですしね。それにしても登りではそんなに気にならなかった序盤の森林ゾーン。下りでこんなにきつくなるとは思いもしませんでしたよ。恐るべし!須走ルート!!!


---1.2km(累積14.3km)---

13:19 5合目登山口(2000m)
そして須走口登山道入口に到着!登りは3時間弱でしたが、帰りは1時間ちょっとで下山完了。その全ては「砂走り」と吉田ルートと共通の砂の斜面を走ったことでしょうね。ちなみに富士宮ルートでは先の話の通り、斜面が少なく階段や岩が多かったので走ることが出来なかったのに加えて、梅雨明け前だったので下山時は嵐のような陽気。まるで雨雲の中にいるかのように雨が横から吹き付けて、視界は10m先も見えないレベルで下山に2時間弱もかかってしまいました。しかもこのときはメガネで登っていたので、メガネに雨粒が張り付いて前が全く見えない状態。今回はそれを教訓にコンタクトにして万全を期しましたが、雨は降りませんでした。しかし下山時の須走口は深い霧が立ちこめていましたけどね。山の天気は本当にわからないものです。まぁ前回の富士宮の時も途中はそのように嵐でしたが、下山したら雨すら降っていませんでしたからね。下山時の霧は残念でしたが、でも全般的には天気に恵まれたので今回の富士山登山はとても楽しめました^^v

しかーーーし!下山してみると帰りのバスが出発した5分後(ToT)。といっても当初乗ろうと思っていたバスの1本前でしたが、その1本前のものに乗れれば1時間半も早く帰ることができたんですけどね。なのでこの須走口で1時間半近くもバスを待つ羽目になってしまいました。といっても「砂走り」がある須走のあとだったので全身砂まみれ。とりあえずズボンを捲ってみると中に砂が入り込んでふくらはぎが真っ黒!ここまで黒いとちょっと拭き取るだけじゃどうにもならない。しかも顔もちょっと拭くだけでもタオルが真っ黒。仕方ないのでタオルを1本犠牲にして、ハイドレーション内の水をタオルに含ませて見えるところだけを拭き取ることとしました。

最低限、今の自分がどんな感じか鏡で見たかったのですが、トイレに入るだけで200円。トイレの鏡だけ使いたくても200円。できれば着替えもしたかったのですが、それでもトイレに入れば200円(笑)。特に水もトイレそのものも使わないのですが、入るだけで200円。こういうところで自家用車ではなくバスで来たのは辛いですね。なので着替えを持って登山したものの、着替える場所がなくて結局そのままでバスを待つことに。とりあえず自分のなりは駐車している車の反射で最低限はチェックできたものの、どこまで砂で汚れているかは不明。面倒になってきたのでそのままバスに乗ってあとは乗り継ぎの電車の駅のトイレでチェックしたり着替えたりしようと思いました。バスの中だけなら同じように富士山を登った人ばかりなので砂まみれでも理解してくれますからね(笑)。

ちなみにトイレそのものは、前回の富士宮でもそうだったのですが、私はこういう運動時やドライブ時などはとてもトイレが遠いんです。途中、水分補給しても全部汗で出ちゃうからかな?結局、登山&お鉢巡り&下山6時間近く経過していますが、トイレに行っていないですし行きたくもないんです。6時間も無しでOKなのは便利ですが、体調的にちょっと良くない気がします。でもドライブ時は平気で6時間とか運転しっぱなしでもOKですからね(なのでいつも同乗者にトイレ休憩してくれと頼まれる)。

なので前回もさることながら今回も登山口のトイレのみならず登山道のトイレにすら入ったことがありません。多分、のんびり休憩したらトイレに行きたくなるかもしれませんが、基本的に登山も下山も動きっぱなしですからね。結果トイレ無しでもOKだったのかもしれません。だったら山小屋が閉じてしまう「9月」でも私なら登山OKかな?9月なら空いていますし、時期的にも8月同様なので台風さえ来なければ登山は出来ると思いますからね。7月中旬以前の梅雨真っ最中よりは良いかもしれませんね。

・・・というのも御殿場ルートからの登山。本気で考えていますので^^ゞ


それはさておき、結局須走口で1時間ちょっとバスを待ち、ようやく帰りの下山バスに搭乗。御殿場駅までは1時間弱。御殿場駅では20分乗り継ぎを予定していたので、それだけあれば着替えも支度も十二分出来ると思います。しかし帰りのバス。予定より5分ほど早い到着で、なんとまたしても1本前の電車にそのまま乗り継げば乗れちゃうことが判明!ゆっくり着替えて予定通りの電車に乗るか、はたまた1本早い電車に乗って帰るか?迷いましたが結局そのまま着替え無しで電車へ・・・。

無事に乗り継げたのはいいですが、自分が登山のあとでどんな状況か全く分からなかったので、人の目が気になって気になって仕方なかったです。加えて着替えていないので臭いはどうなの?って感じで人目が気になってしまいました。なにせ電車からは登山に関係なく、普通の人がいっぱい乗っていますからね。しかも電車も1回乗り継ぐのですが、その乗り継ぎもほんの数分だったので余裕無し。結局、都心に行く電車もそのままで乗る羽目になってしまいました。

人目が気になったのでずっと寝たふりしていました^^ゞ

まぁこういう見た目や臭いは本人が気にするほど、他人は気にしていないんですよね。相当臭かったり汚れていれば話は別ですが、そこまでなっていなかったと思いますので。でも恥ずかしかった(*><*)

ちなみに都心に戻ってから落ち着いてシャワーを浴びましたが、思ったほどは汚れていませんでしたし、臭いもありませんでした。しかーーーし!髪の毛はものすごいことになっていましたね。登山時は晴れていたものの日差しはそんなでも無かったので帽子をかぶらずにターバンバンド(ヘアバンドの超太い版)を巻いていたので、髪の毛は露出。砂は下山後に払い落としていたのですが、その際に髪の毛のキューティクル(笑)が完全に抜けて超ボサボサ。ひどいものでした^^;

でもその程度で済んで良かったです。どのみち電車で会った人ってもう二度と会うことはほとんど無いので、気にしても仕方ないですからね。



そんな感じで都心からの日帰り富士山登山。完了しました。結局、出発は午前4時半で戻ったのが午後6時前だったので、足かけ13時間強かな?でもその半分は電車とバス移動でしたけどね。まぁ日帰りの場合はそんなものですね。実際の登山よりも往復の交通に時間がかかるのは仕方ないですね。ちなみに帰りのバスはもっと遅くまであるので、今回のように飲み会など夜に予定を控えていなければもう少しのんびり登山もできたと思います。今回は午後1時には降りていたので、それを午後5時ぐらいに設定するだけでもかなりの余裕が出来ると思います。

・・・その前に午前4時半の電車に乗るのが問題かな^^ゞ

無事に夜の飲み会にも参加できたし、とにかく今回は「砂走り」を楽しめたのが最も大きい収穫でした。あの感触は忘れられませんね。今度は是非、御殿場ルートで同じ感覚を味わいたいものです。でもさすがに御殿場ルートは日帰りで行っても夜に飲み会は入れませんけどね(笑)。しかも御殿場ルートの場合はバスがあまり早い時間のものがないので、スタートは午前9時前後と今回よりも1時間遅め。その分、お鉢巡りをしなければいいだけなんですが、いかんせん須走よりも標高差が500m以上もありますからね。それ以上に距離そのものも他のルートとは桁違いにありますので時間はかなりかかりそうです。特に登りは・・・。でも登山道も下山道も他のルートの干渉を受けないですし、何より人が少ないのが一番。もしかしたら夏の混雑時でも御殿場ルートなら空いているかも?

来年以降の目標がまた一つできました。御殿場ルート制覇!やるぞーーー!

・・・ちなみに残った吉田ルート。吉田は子供の頃に山頂までか途中までかわかりませんが登った記憶が多少あり、それもあってあまり登る気はありません。なにより今回の須走で合流後に見たあの光景。吉田ルートはちょっとね・・・。まぁ吉田ルートを登るとしたら9月かな?山小屋も閉まっていれば登る人も減るでしょうからね。

でも御殿場ほどに興味はないので、しばらく吉田は良いかな?なんて思っています。吉田は機会があるときで、目標としてはやっぱり御殿場です。また、夏に帰郷する機会があれば是非ともチャレンジしたいと思います。



2010年夏。富士山須走ルート登山記録
08:15 5合目登山口(2000m)
 ---2.6km(累積2.6km)---
08:45 6合目(2400m)
 ---0.4km(累積3.0km)---
09:02 本6合目(2700m)
 ---0.5km(累積3.5km)---
09:28 7合目(2960m)
 ---0.7km(累積4.2km)---
09:50 本7合目(3200m)
 ---0.3km(累積4.5km)---
10:08 8合目(3350m)
 ---0.4km(累積4.9km)---
10:23 本8合目(3400m)
 ---0.4km(累積5.3km)---
10:32 8合5勺(3450m)
 ---0.5km(累積5.8km)---
10:46 9合目(3600m)
 ---0.4km(累積6.2km)---
11:02 須走ルート頂上(3706m)
<登山 2時間47分>


11:06 須走ルート頂上(3706m)
 ---1.1km(累積7.3km)---
11:27 剣ヶ峯(3776m)
<お鉢巡り 半周21分>


11:39 剣ヶ峰(3776m)
 ---0.4km(累積7.7km)---
11:45 富士宮ルート頂上(3712m)
 ---0.7km(累積8.4km)---
11:58 須走ルート頂上(3706m)
<お鉢巡り 半周19分>


12:07 須走ルート頂上(3706m)
 ---1.3km(累積9.7km)---
12:17 8合目(3350m)
 ---1.5km(累積11.2km)---
12:36 7合目(2960m)
 ---1.9km(累積13.1km)---
13:03 砂払い5合目(2230m)
 ---1.2km(累積14.3km)---
13:19 5合目登山口(2000m)
<下山 1時間12分>




最後にこの富士山登山須走ルートのGPSデータに写真を組み合わせてページを作ってみました。
富士山登山須走ルートのGPSデータ&ポイント写真

posted by 離島ドットコム管理人 at 15:51 | 本土等その他エリア