結局朝出発して昼過ぎに那覇に戻るまで走行距離「約320km」。まぁ寄り道込みなので実際の往復は片道150kmぐらいかな?島である沖縄本島では最も遠くへ行ってもこの程度しかありませんからね^^;東京からだと富士宮に焼きそばを食べに行くレベル・・・。
といっても沖縄の場合、高速は名護〜那覇しかありませんので、その片道150kmのうち90kmは一般道ですけどね^^;
しかも今回は帰りこそ国道58号線を利用しましたが、行きは東岸の県道を利用しましたので結構時間はかかりました。でも得てしてその東岸の方が信号が皆無なので快適に走れたかもしれません。なにせやんばる西側の国道58号線はやたら工事が多くてまともに走れませんでした。特に辺戸からオクマまでの間はひどくて半分近くが工事中じゃなかったかな?しかもその工事も片側車線を規制してのものだったので何度も何度もその工事の信号待ち。
正直、イライラするほどの信号の数とその長さ。
道のりは長くても東岸の県道の方が気持ちよく移動できたのは言うまでもありません。
しかもその東岸の県道でまさに野生のヤンバルクイナも見れましたしね。道路脇をとことこ歩いていました(笑)。残念ながら写真は撮影できませんでしたが、それでもあのオレンジ色の鮮やかなクチバシと脚は見ることができましたからね。もちろんその東岸の道路はこうしてヤンバルクイナが普通に歩いているので超安全運転を心がけましたよ。信号待ちもなかったし、山の中の道が多くて景色はそれほど開けていなかったものの、結構楽しくドライブできました。
それはさておき北部巡りの詳細。特に目的がなかったので無計画ドライブだったので気ままにいろいろ立ち寄ってきました。
最初は宜野座ICから降りてカヌチャを過ぎ、慶佐次のマングローブへ。しかしあまりに朝早く出発してしまい到着時はまだ夜明け前^^;写真撮影は無理でした。
徐々に北上していく途中に「タナガーグムイの植物群落」の看板を発見したのでちょっと寄り道。でも植物群落自体はあまり興味がなかったので行くか否かちょっと迷いました。しかもその脇道はものすごい荒れていて4躯じゃないと辛くない?ってほどでスポーツカーで進むのはちょっと辛かったです。でもどうにか駐車スペースまでたどり着き、あとは簡単なトレッキング。
でもどこが植物群落?って感じであまり印象はありませんでした。でもそのトレッキングの先にどうも水の音が聞こえたので先へ先へと進んで行くと徐々に下っていき川っていうか沢に出ます。さらに先(右)に進むと滝がある大きな池みたいな場所にたどり着きます。がんばればもう少し滝の近くまで行けたのでしょうがあくまで寄り道。遠くから眺めるだけにしておきました。

その後はやんばるの森の中をドライブしていき、ようやく海が見える道まで出るや否やここでヤンバルクイナと遭遇。ちょうど風車がある場所の道の傍らをのんびり歩いていました。幸い道路を横断してはおらず、歩行者のように道の脇をトコトコ歩いていました。
さすがに野生のヤンバルクイナは初めてだったのでちょっと興奮。でも写真撮影する前に草むらの中に入ってしまいその様子を収めることはできませんでした。残念。でもあの鮮やかなオレンジ色は目に焼き付きますね。こういう光景を見るとなおさらやんばるの道は安全運転しなければいけないと思いました。
そしてそのまま北上すると奥集落に入り、そして一山超えると辺戸岬。そのまま一気に最北端へ。
実際の本島最北端は辺戸岬ではありませんがまぁその辺はアバウトで^^;
駐車場から公園内を散策。すると与論島で見慣れたものを発見!

与論島ではおなじみの「かりゆしの像」ですね。現在は与論島のハーフマラソンのコースの1kmごとにも小さいものが立っていますよね。あれがこの辺戸岬に大きいものがありました。相対する与論島にもヤンバルクイナの像がありますからね。その両方を実際に見ると感慨深いものがあります。

その後は辺戸岬を散策し、今回の数少ない目的?でもあった場所へ。
ヤンバルクイナ展望台(笑)。
与論島へと向かう船からいつも見ていたのでいつか行ってみたかった場所です。まぁ伊良部島のフナウサギバナタと同じレベルかと思いますが、このヤンバルクイナ展望台は異様にリアルとの話を聞くので実際に見てみたかったのです。
ちなみにその道のりは辺戸岬へと続き道から脇道に入りますが結構細い。車同士がすれ違うのも結構厳しいレベルでしたが幸い朝に行ったので対向車はおらず無事に展望台へ。

確かにかなりリアル^^;
でもこれ以上にリアルだったのが脚でしたね。写真には入っていませんが脚は展望台へ登るために近くで見ることになるのでそのリアルさはさらに感じることでしょう。ちなみに展望台そのものは間口が狭くて景色はあまり望めません。正直なところヤンバルクイナ展望台のさらに先にあるウッドデッキの展望台の方が景色は良いです。このヤンバルクイナ展望台は登る意味はあまり無いかな?
その後は辺戸岬から金剛石林山(大石林山)へ向かうものの、ここは自然の造形なのにお金を取るのでそのままスルー。某南部の鍾乳洞と同じ会社です。基本的に自然のものを見るのにお金を払うのは抵抗があるのでスルーです。
でもこの後行く場所もお金を取られる場所なんですが、こちらはその管理や整備のために致し方ない場所なのでそちらはお金を払ってみることとします。
比地大滝。
比地キャンプ場から遊歩道を歩いていくのですがこれが結構ハード。アップダウンが激しく入場料を取られてもそのアップダウンをクリアするための階段などの整備を考えると納得の値段だと思います。
でも以前は確か200円だったものが最近は500円まで値上げされていたのはショックでした。でもその500円でもあの道を歩くと安く感じますね。なにせマラソンをやっている私でさえ片道30分かかりましたからね。公称では片道40分と言いますが、実際はもっとかかると思います。
正直、西表島の滝へ行くより大変かもしれませんね。
まぁ基本的に整備された道なんですが、とにかくアップダウンが激しくて途中で何度も折れそうになっちゃいます。でも川沿いの道を歩くので上流へ向かうたびに川の様子が徐々に変わっていくのも楽しかったです。そして徐々に沢の音が激しくなってきて、そして滝に到着!

なかなかですね。
でも最近、奄美の豪快な滝をいろいろ見てしまったので滝そのものの感動はちょっと薄れてしまいました。でもこの比地大滝は滝そのもの以外にここまで至道のりもいろいろ楽しめたので良かったです。やっぱり沢を見ながら遡上するのは楽しいですね。まぁここは沢に降りることはできませんが(禁止されています)、それでもかなりの地形なので見ているだけでも結構楽しいです。
結局往復1時間近くかかりましたが、あの道のりの険しさとあの滝。500円はいい値段だと思います。ちなみにアップダウンは激しいですが道は整備されていますのでビーサンでも滝まで行くことはできると思いますし、小さなお子さんでもどうにか行けると思いますよ。
そして比地大滝のあとは古宇利島に渡ったものの、ここはちょっとチェックしたいものがあっただけで特に景色などは見ませんでした。しかし相変わらず古宇利大橋には迷惑駐車が横行していますね。橋の上は駐車禁止ですし、何より危険でしょ?それを避けるために対向車線にはみ出さねばならず、ただでさえ道幅が狭い橋なので危険極まりありません。
古宇利大橋に限らず橋の上での駐車は絶対に止めて欲しいものです。迷惑以前に他人に危険を及ぼします。
そしてワルミ大橋を渡って一路名護へ。その後は高速で一気に那覇に戻りました。というのも行ったこの日は産業まつりの開催日だったのでそのまま産業まつりにも行くつもりでしたからね。それがあるからあんなに早朝に出発したわけでしたが、思いの外早く那覇に戻れてしまい、早いディナーのつもりが遅いランチを産業まつりでとることができてしまいました^^ゞ
まぁ早い時間に回ったので週末でもほとんど団体さんに遭遇しなかったですからね。結果的にも良かったかもしれません。
でもあの国道58号線の工事の嵐はどうにかして欲しいですね。他に迂回路がないのであれだけ何度も止められるとさすがにイライラします。海沿いの道だから波の影響なども受けやすいのかもしれませんが、それにしてもあの工事の多さはちょっとね。
あくまで2011年10月時点での話なので今後どうなるかわかりませんが、もしまた行く機会があれば国道58号線は避けてのんびり東岸の県道を使いたいものです。あっちならヤンバルクイナと遭遇できるかもしれませんしね。その分安全運転も必要ですが^^ゞ
とりあえず北部へのロングドライブ。無事に終了しました。でも沖縄に住んでいて1日で300kmもドライブするのは珍しいです。っていうか1日では初めてかも?もはや1日300kmでこう思うのですから、本土での1日1000kmとかのドライブはもう二度とできないでしょうね〜(やりたくないけど)。