
今日は「旧暦5月4日」の「ユッカヌヒー/海神祭」。本来なら今日の沖縄、各地で豊漁と安全を祈願する「ハーリー」が開催されるはずでしたが、基本的に今年のハーリーはイベントとしては中止。中でも沖縄で最も盛り上がるハーリーこと「糸満ハーレー」の中止は残念でなりません。糸満漁港だけじゃなく糸満自体が1年で最も盛り上がる日でしたからね。
既に旅行ガイドでは紹介済みですが写真の制約が多いので、ここでは写真をメインにその盛り上がりを紹介できればと思います。
会場に居るだけで楽しい糸満ハーレー

糸満ハーレーの楽しいところは、会場になる糸満漁港に居るだけで楽しいこと。ハーレーこの競争はもちろんのこと、その合間では子供が演奏する船が港の中を往来。

つまり会場のどこに居ても、この演奏を近くで望めるわけ。なにせ船がステージになっているので、向こうから来てくれますからね。揺れる船の上での演奏するのも、さすが糸満の子供って感じです。
糸満ハーレーといえばやっぱり港全体がプールになる光景

でも糸満ハーレーといえば、やっぱり港全体がまるで広大なプールのようになるこの光景。浮かんでいるのはビーチボールやスイカではなく、全て人の頭です(笑)。誰もが自由に飛び込める日本一大きなプールって感じかな?
合成ではない!リアル糸満ハーレーの光景



そしてこの飛び込みシーン。合成写真のようですが、全てリアルな写真です。でもよーく見ると、みんな海に飛び込んでも良いような装い。全員裸足になっていますしね。中には水中メガネも着用して飛び込む本格派も!?


もはやハーレー(ハーリー/競漕)より、この飛び込み目当てに来る人の方が多いといっても過言では無い糸満ハーレー。飛び込む方も、そしてそれを見ている方も楽しくなります。ちなみに一度飛び込むと港なのですぐに陸に上がれません。船上げ場所まで泳がないと陸上へは戻れませんので、飛び込む人は泳ぎの上級者限定かも?
港に飛び込む目的はアレの捕獲

糸満ハーレーで港へ飛び込む理由は、単にお祭りだからではなく明確な目的があります。アヒルの捕獲。動物愛護団体からクレームもありますが、祭事ですし放牧や狩猟と同じと考えれば問題ないと思います。クレームを言うなら、一生、肉や魚を食べないでくださいね。

ちなみにアヒルだけじゃなく、かなりの大玉の西瓜も捕獲可能。スイカは浮くので浮き輪代わりに泳いでお持ち帰りする人が多いです。もちろん捕った人のものになります。アヒルは港に上がったら捕獲ゲージをくれて持ち帰れるらしいです。
メインは競漕も2020年は全て中止

糸満ハーレー自体は午前10時から午後4時前で、港全体がプールになるのは、午後1時からの30分程度。ランチタイムに糸満漁港へ行くとちょうど良い感じです。しかし2020年は中止が決まっていますので、もはや今年で糸満漁港へ行くことは無いだろうな・・・
糸満ハーレーの基本情報
【開催日程】旧暦5月4日(2020/06/24・2021/06/13・2022/06/02・2023/06/21・2024/06/09)【開催場所】糸満漁港(Googlemap)
【開催時間】午前10時〜午後4時(アヒル取り競争は午後1時〜1時半前後)
【アクセス】路線バス:那覇バスターミナル〜糸満ロータリー/約45分/590円
【そのほか】参加無料/港飛び込みも自由