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2022年06月09日

【奄美大島2021】ついに到達「青久集落」集落/見どころ編

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奄美大島でも幻の集落「青久集落」。といっても家が一軒あるだけで住民も1人とかって話。林道分岐点から徒歩でどうにか集落までアクセスできましたが、その住民に会うことは奇跡レベル。青久海岸からまずは集落を覗いてみました。


▲下山道側入口

▲海岸側入口

ちなみに青久集落は荒波対策なのか集落全体が石垣で囲まれており、「集落」というよりも「要塞」のような雰囲気。その石垣には入口が2ヶ所あり、1ヶ所は下山道側の角にあり、もう1ヶ所は海側の城壁中央部分にあります。まずは下山道側の入口へせせらぎを越えてアクセス。


集落内に入ってすぐに真新しい石碑があってビックリ。しかも書き出しに「ここに訪れる旅人は…」と、どこから見ているのか?ってぐらいの的確な表現でしたからね。ちなみに石碑の日付は平成24年なので2012年に設置されたものらしいです(画像リンクで拡大画像表示)。その石碑は旅人をその場所に立ち止まらせる意味もあったみたいです。無ければ集落奥までズカズカ入ってしまうところをここで足止めしてくれますからね。そのおかげか、その場所から集落を見ると・・・


なんと人が居る!ちょうど軽トラで外出するところで、人影もバッチリ見えました。ただ距離があったのと、あちらもこちらが居るとは思ってもいませんので、気づかないまま車で走り去ってしまいました。でもその車を見てあの悪路の謎も少し解けた気がしました。小さくて小回りが利く軽トラならあの急カーブも越えられたんですね(同じ軽自動車でも一般的なものは軽トラほど小回りがきかない)。


まさかの唯一の住民に遭遇も、特に迷惑をかけることなかったので、部外者の身としてはホッとしました。それでも唯一の建物には近づかないようにし、石垣近くから望遠で撮影するだけにとどめておきました(画像リンクで拡大画像表示)。


集落内には真ん中に海と山側の民家を結ぶあぜ道があり、おそらくその山側の先に「立入禁止」と書いてあった下山道の分岐点へと繋がるのかと思います。


そして海側の出入口から青久海岸へと出てみます。


青久海岸の第一印象は「嘉徳海岸にそっくり」。その理由は砂が黒っぽいこと。ただ嘉徳海岸は湾状の海なのに対し、青久海岸は外洋に面していることもあり、海が青々している印象でした。


そしてその砂をよく見るとウミガメの跡が残っていました。外洋に面していることもあって、青久海岸は産卵するのに良い場所なのかもしれませんね。


そして青久海岸唯一のスポット「むちゃ加那の碑」へ。集落から海に向かって右手の森の中にありました。しかし・・・


集落とむちゃ加那の碑がある場所との間には川幅5mはあろうせせらぎがあり、今度ばかりは川の中にどっぷり浸からないと行けない状態でした。しかも今回はトレッキングシューズで水の中には簡単に入れず。しかし、波打ち際にいた際に砂浜にはそのせせらぎの河口はありませんでした。まさか・・・


なんと波打ち際手前でせせらぎが消滅して、海に近い場所では陸続きになっていました。ちなみに青久海岸の砂浜は細かい砂ではなく荒い小石の「砂利浜」。つまりせせらぎの水は、砂利に浸透して海に流れているのでした。なので集落からむちゃ加那の碑へ行く際は、一度波打ち際側に回り込めば濡れずに行くことができます。


無事にむちゃ加那の碑に到着。高波時を考慮してか少し高台に石碑はありました。


シンプルな石碑にはむちゃ加那の神話が刻まれていました(画像リンクで拡大画像表示)。そして驚いたのはその左に置いてあるお供え物。どう見ても新しい。おそらく唯一の住人が毎日お供えをしてくれているようです。素晴らしいです!


むちゃ加那の高台からせせらぎ越しに青久海岸を一望。


むちゃ加那の高台からせせらぎ越しに青久集落側を一望。左端に白く見えるのが唯一の民家です。


むちゃ加那の碑から青久海岸へ出るも集落側ではなく集落から離れる側へ少し行ってみた。なんとその先には・・・


海に直接落ちる「水落の滝」あり。地図にもガイドにもこの滝のことは一切書かれていなかったので驚きでした。しかし滝は岩場の先にあってすぐ近くまで行くことは不可能。それでも幻の集落に滝まであるとは驚きの連続だったのでした(画像リンクで拡大画像表示)。ちなみに嘉徳と青久の間に「篠穂の滝」がありますが、それはこの滝のさらに先にあるものです。


さらに海岸から水平線を見ると特徴的な岩場あり。とても神聖な雰囲気でした。離島の沖にある岩場には神話がつきものなので、青久海岸のこの岩場にも神が宿っているいわれがあるんでしょうね(画像リンクで拡大画像表示)。


ちなみに集落の海側入口には別の石碑あり。「浜崎要範氏 村長記念」とありますが、現在の青久は「奄美市住用町」。どうやら昔の村時代のものの石碑のようでした。この集落を守っていただいている感謝の意を込めてのもののような感じでした(画像リンクで拡大画像表示)。


とにもかくにもアクセスも集落も驚きの連続だった「青久集落」。久しぶりに離島で冒険気分を本気で楽しめた感じです。でもあまりにアクセスがハードだったので、再訪したいかと言うと・・・。そもそも林道の分岐点まで行くのが大変なので、なかなか再チャレンジというわけにはいきませんね。

でも今回は計画的に行動したこともあり、無事に幻の集落までたどり着けてホントに良かったです。何より住民に迷惑をかけることなく無事に冒険完了できて何より。でも林道分岐点に停めてあった車を見て住民も「?」って思ったかもしれませんねw


幻の集落「青久集落」にチャレンジする際は、必ず時間に余裕を持って「歩き」で臨みましょう。万が一車で無理して行って途中で脱輪でもしようものなら命の危険もさることながら、住民の往来もできなくなってしまいます。片道わずか3kmなので、登山感覚でのんびり歩いて幻の集落を目指しましょう。その際は事前にトイレを済まし、補給物資を十分持ってチャレンジしましょう。

最後に幻の青久集落にある「青久の滝」動画。青久海岸の波と併せてお楽しみあれ。













posted by 離島ドットコム管理人 at 13:06 | 奄美エリア

【奄美大島2021】ついに到達「青久集落」アクセス編

奄美大島でも「幻の集落」といっても過言では無い「青久集落」。あの嘉徳集落を遙かにしのぐ難アクセス。以前チャレンジも、途中の悪路と車では曲がりきれない急カーブで断念。それもあって今回は林道嘉徳青久線の入口まで車で行き「歩き」でチャレンジしました。「片道約3km・標高差250m」とまさに山道。トレランシューズを履いていざ青久集落へ!


まずはスタート地点。といってもここまで来るのも一苦労。市集落から林道嘉徳青久線に入って猛烈な山道「約4.5km」。密林の中に突然現れる青久集落入口。でも案内は「むちゃ加那の碑」とありますが青久集落にある唯一のスポット。しかし案内はあるものの簡単にたどり着ける代物ではありませんでした(画像リンクで拡大画像表示)。ちなみに嘉徳集落からだと「約9km」です。


またその案内板の先には注意書き。「トイレありません・電話ありません」。なにせ青久集落には1軒の家しかなくその家以外の施設は一切なし。電話も某キャリアだと集落では全く繋がりません。チャレンジの際は市集落や嘉徳集落などでトイレを済ませておきましょう。


基本的に青久分岐点からは集落までひたすら下り。序盤は嘉徳青久線と変わらない密林の雰囲気も道路は「まだ」舗装されています。


舗装路は序盤の200mとかですぐに未舗装路になります。しかも道幅は狭いわ、ガードレールはないわ、横がすぐ崖だわ、崩れやすいわ。車だと脱輪必至なので、特にレンタカーで行くのは絶対に止めましょう!(以前のチャレンジは自前の車)


そしてここが軽自動車でも曲がりきれなかった急カーブ。もはやスイッチバックでしか通行できないのでは?というレベル(以前はここから延々バックして戻る地獄を味わう)


さらにその先にも超急カーブあり。この2ヶ所が青久までの難所。しかも今回のカーブは猛烈な坂になっていてまともな車では下りることはできても上ること(帰ること)ができないレベルでした。


相対的に二輪車ならなんとかなりそうな気もしますが、悪路がこのレベル。オフロードバイクでも運転が大変な状態。さらに帰りは超上り坂になるので原付バイクだと悪路もあってアクセルをふかしても前に進まないことでしょう。二輪車で行くのも絶対に止めましょう。


難儀なのは悪路だけではなく、谷側にガードレールがなければ山側に擁壁もないので、豪雨の後は確実に落石がありそうな状態。リアルに落石注意の道です。


道幅も軽自動車が1台がやっとのレベル。でも車の轍がありますが、これは集落唯一の人の車が通った後です(集落紹介で判明します)。


そして密林と急坂を抜けると突然空が開けます。さらに電線と電柱が現れるので、あとはこれをたどれば集落まで行くことができます。


空が開けた場所から先は坂もゆるやかでスムーズに移動できます。


そして終盤の分岐点。左が青久海岸で右が青久集落も、右は個人の敷地に入ってしまうので立入禁止。青久集落へ行く場合も左側の道を進みましょう(画像リンクで拡大画像表示)。

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分岐点で左に入るとよーやく青久集落と青久海岸が見えます。ゴールまであと少しです。


青久海岸の砂浜も見えればゴール近し。この場所でまっすぐ行けば砂浜、右へ行けば集落です。


右へ行けば集落に入れますが、その際に小さな沢を越えます。岩を伝っていけば沢に入らず集落内へ行くことができます。


そしてゴールの青久海岸。嘉徳海岸に近い黒っぽい砂浜も海の青さはまさに「青色」。ちなみに集落と海岸が接しているので、青久海岸到着=青久集落でゴールとなります。


そしてこれが往復のGPSデータ。あまりの密林でGPSがまともに確保できていませんが、序盤の下り標高差だけは正確っぽいのでご参考まで。ちなみに行きは下りなので歩きでもスイスイですが、帰りは急な上り坂が延々続くのに加えて行きの疲れも重なり、かなりハードな道のりになります。もちろん自販機もなければ水道もないので、チャレンジの際は「飲み物」は多めに持参して行きましょう。

とにもかくにも青久集落チャレンジの際は必ず「歩き」!車もバイクも絶対に止めましょう(地獄を見ます)。ちなみに歩きだと片道1時間が目安。海岸などの散策時間も含めると「往復3時間」が目安です。まぁ林道の青久分岐まで行くだけでも時間がかかりますので、名瀬や古仁屋からだと「丸1日かかる」ぐらいを覚悟しましょう。









posted by 離島ドットコム管理人 at 13:00 | 奄美エリア