
前回来島時はまさかの「通行止め(名音〜湯湾)」で見に行くことができなかった、奄美大島西岸で実質唯一の滝「カルイギョの滝」。今回はこのエリアまで至るのに何度も通行止めにあって思ったルートをたどることができませんでしたが、この滝の道は今回通行可能。ようやくチャレンジできました。
っといっても滝は舗装路から望めるものなので、見に行くこと自体は大変じゃないんですけどね。しかし海側からこの滝を見に行くのは良いのですが、この滝があるポイントから湯湾岳がある山側に入ると猛烈な悪路になります。車1台が通るのがやっとの未舗装路。しかも交通量はそこそこあるのですれ違いも多く恐怖。なのでこの滝を見る場合は海側の名音集落から単純往復するだけにするのが無難です。フォレストポリスやマテリアの滝から直接行くのは避けましょう。

ちなみに滝は谷底にあるので、基本的に道路から見下ろす形で望みます。滝の水落は50mとのことですが、どうやら途中に滝壺とせせらぎがあり二段の滝になっているような感じです。全体的には東岸のタンギョの滝に近い印象。なにせどちらも滝のすぐ下流に発電所がありますしね(カルイギョの滝/名音川発電所・タンギョの滝/新住用川発電所)。
ただタンギョの滝は川を遡上すれば滝のすぐ近くまで行けますが、カルイギョの滝は谷底に水落があるので滝まで行くのは絶望的。まぁ名音川発電所から川を遡上して行けないことはないのかもしれませんが、タンギョの滝のように大きな水落があるわけでもないので、近くまで行ってもあまり恩恵は無さそうです。
カルイギョの滝は基本「道路から見下ろす」ことになるかと思いますが車の中からでも望めるので、奄美大島の中でも最も気軽に望める滝かもしれません。