2009年夏。久しぶりの富士山登山を富士宮ルートで行いましたが、いかんせん富士宮ルートは標高2400mからのスタートでしたし、登山道と下山道が一緒だったのでいまいち楽しめなかったです。加えて梅雨明け前に登ったので、山頂は霧で真っ白で剣ヶ峯登頂やお鉢巡りも出来なかったので、2010年夏に再チャレンジ。
富士山には大きく4つの登山ルートがありますが、個人的には最も気になっていた「須走ルート」を今回は選択しました。でも正直なところ御殿場ルートにするか須走ルートにするか、最後の最後まで悩んでいましたが、須走だと朝8時過ぎに登山口に行けるバスがあったので、少しでも早く登りたかったので最終的に須走口に決定!(御殿場登山口は早くても9時だったのでこの1時間の差は大きい)。
ちなみに富士山登山ルートにはもう一つ、吉田ルートがありますがこちらは最もメジャールートで最も混雑するのでパス。確かに富士宮の2400mに次いで2300mという高い標高からのスタートなので楽かもしれませんが、今回選択した須走ルートはなんたって下山道の「砂走り」がありますからね。まるで滑って降りるかのように駆け下りることが出来る下山道。
これが最大の楽しみなのでした。
御殿場ルートにも「大砂走り」という下山道があって、こちらは富士山登山駅伝で有名ですが、先の話のように御殿場ルートは今回時間が合わなかったのでまたの機会ということで・・・。なにせ御殿場ルートはバスの時間が須走より1時間遅いということ以上に、登山を開始する標高が富士宮が2400m、吉田が2300m、そして須走が2000mなのに対して御殿場は1440mと富士宮よりも1000m近くも低い場所からスタート。つまりの所、富士宮や吉田に比べて1000mも余計に登ることになりますからね。結果、かかる時間も他のルートの1.5倍か2倍近いと言われています。
なにせ今回の富士山登山の日には夜に飲み会の予定が都心でありましたので^^ゞ
つまり今回の予定は早朝に都心を出発し、日帰りで富士山登山して、夜には都心に戻って飲み会という超強行スケジュール!
・・・普通は公共交通機関のみで都心から日帰り富士山登山はしようと思いませんよね^^;
マイカーなら早めに登山口まで行って日帰りということも可能ですが、さすがに私は無理なので、公共交通機関を使うとどうにか須走口なら朝早くから登ることが可能でした。そういう意味でも今回は須走ルートによる富士山登山になったのでした。
ちなみにその日帰りのための公共交通機関もまさに計算し尽くした乗り継ぎ。これしかない!というぐらいの乗り継ぎで朝一番お富士山登山バスに乗ることが出来ました。まぁこんなスケジュールで行く人は他にはいないと思いますが参考まで^^ゞ
品川04:35発(始発・東京ではなく品川始発なので品川泊にしました)
↓
国府津05:44着
国府津05:57発
↓
御殿場07:00着
御殿場07:10発(バスは7時10分ギリギリに来るので10分でも乗り継ぎ可能)
↓
須走口08:10着
とりあえず本土場合、電車なら遅れることはほとんど無いので、このスケジュールでもスムーズに御殿場まで行けましたし、御殿場での乗り継ぎもバスは7時10分ギリギリに来るので問題なく乗ることが出来ました。そしてバスも多少御殿場市街で渋滞しましたが(ものすごい遅い重機の車が道をずっとふさいでいたので)、8時10分には須走口へ到着。須走口はそんなに大きくないので、そのまま登山口のお土産屋さんの前を通り過ぎればすぐに登山開始!
結果、到着5分後には登山を開始していました。
というのもこの須走ルートは富士宮とは違っていきなり「登山」という感じではなく、序盤は森の中をハイキングするかのような感じなので、その序盤で十分ウォーミングアップできますからね。序盤で息を上げておけば中盤以降は呼吸も安定します。マラソンをやっていると一度アップさせておけば、その後の呼吸はずっと安定するので高山病にもかかりにくいみたいです。おかげで富士山登山は何度もやっていますが、ハイペースで登っても一度も高山病どころか頭痛も体調不良にもなったことがありません。まさにマラソン体質様々です^^v
そんなこんなで午前8時15分。須走ルートから富士山登山開始です^^/
08:15 5合目登山口(2000m)
登山口のお土産屋などの建物を抜けるといよいよ登山開始!といっても最初はこんな感じできちんと整備されていて拍子抜け。でもこの整備された道はあくまで最初にある神社までの参道みたいなものなので、本格的な登山はその神社を超えた先。神社で安全祈願をしてその脇の入口からいよいよ富士山登山須走ルート開始です!
この須走ルートは5合目からの富士山登山の中では唯一、森の中の登山道があるルートで、他のルートとはこの序盤はひと味違います。でも逆にこの森の中の登山道はとても滑りやすく、途中で露出している木々の根っこがさらに歩きにくくさせています。しかも途中でかなりの勾配の場所もあったり、森の中なので先が見えないからなかなかキツイかも?他のルートを見上げれば山頂ないしその先の山小屋とか見えたりしますからね(御殿場ルートは山小屋が少ないのでそもそも見れませんが・・・)。でも森の中は森林浴のような感じで他の富士山登山ルートとは違って「登るだけ」という感じではないので気持ちは良いですね。普通の登山みたいで・・・。というのも富士山は基本的に森林がほとんど無い斜面を登るので、富士山登山といえばごつごつした岩肌や砂地というイメージ。なのでこの須走ルートの序盤はとても貴重かもしれません。
その森を抜けるとようやく富士山らしい景色が開けた場所に出ますが、それでも他のルートに比べて須走ルートは緑が比較的多め。なので個人的にはこの須走ルートは淡々とした岩肌や砂地が多い他のルートよりも好きかな?まぁその分、富士宮や吉田よりも300〜400mも低い場所からのスタートになりますけどね。富士宮で山頂まで1300m登るので、この差は大きい!率にして30%も余計に登らないとならないんですからね〜。でも須走は富士宮のように登山道と下山道が一緒じゃなく別々なので登りやすいし、吉田のように人も多くないのでとても快適。人が少ないから途中、追い抜く際も挨拶もしやすいのでこのルートは好きですね。まぁまだ序盤なのでその30%も余計に登るという負担をまだ知る余地もありませんでしたが・・・
---2.6km(累積2.6km)---
08:45 6合目(2400m)
そんなこんなで「6合目」に到着。標高2400mなのでようやく富士宮ルートの「5合目」に匹敵する高さまで登ってきました。序盤なので体力も十二分にあるのでまずまずのペースかと思います。でも富士山って同じ「6合目」でもその先に「本6合目」だったり、「新6合目」だったりあって、「7合目」はいつだよ!ってことがしばしば。この須走ルートも「6合目」の前に「新6合目」があったり、後に「本6合目」があったりどこが本当の「6合目」か訳分からなくなりましたよ。しかも各所の表記も明確に書かれていなかったので、この2400m地点も表記では「6合目」と書かれていましたが、後で調べると「新6合目」の標高だったり・・・。とりあえず「6合目付近(笑)」ということで登山を再開することとします。ちなみに今回はハイドレーション付きのザックを背負っての登山だったので、給水休憩は特に無し。給水は登山途中にいつでもできますからね。なのでそのまま6合目はスルーして頂上を目指します。ちなみにハイドレーションとはトレイルランニングなどに使用される給水システムで、背中に水が入ったパックを仕込んでチューブで吸って給水するもの。この際、パックの中には空気が入らないので、良くありがちな飲み物がたっぷんたっぷん揺れることはない優れものなんです。
それにしても須走ルートには緑が多いね。さすがにもう森はないけど、こうして登山道の傍らに緑があるだけでもなんか嬉しくなります。よく見ると花のようなものもあったりしますし、心なしか空気も澄んでいるような気さえしますね。標高2500mともなると酸素濃度もかなり低くなってくるのですが、緑があるとなんか酸素が濃くなりそうな感じさえします。実際は微々たるものかと思いますが・・・。
---0.4km(累積3.0km)---
09:02 本6合目(2700m)
「本6合目」だと思いますが「6合目」もそんなに遠くないのでどっちかどっちかよくわかりません。とりあえず標高は2700mぐらいだと思いますので、既に700mも登ってきたことになりますね。山頂まであと1000mちょっと。まだまだ先は長いです。でもいい加減これを超えれば「6合目」シリーズからは脱出して「7合目」シリーズに到着かな?まぁその「7合目」シリーズも「本」があるらしいのですが・・・。
しかしその7合目を目指す頃には霧も晴れてついに目指すべき山頂が見えてきました。遠くてもその目標が見えるだけでも嬉しいですね。見えない目標よりも見える目標。これは大きいです。さすがに7合目を目指す頃には緑は減ってきましたが、あとはこの山頂が見える機会も増えると思いますので、それを目標にがんばって山頂を目指していくのでありました。
---0.5km(累積3.5km)---
09:28 7合目(2960m)
「7合目」到着!ここは須走ルートでも数少ない登山道と下山道が合流する場所で、しかもここから下山道では砂走りが始まるので人がやや多め。といっても他の吉田や富士宮に比べれば全然少ないですけどね。しかし問題はこの先。「8合目」からは吉田ルートと合流するのでなーーーんかイヤな予感が・・・。その前にこの「7合目」シリーズには「本7合目」もありますので、まずはその「本」を目指すこととします。
でもこの「7合目」まで来るとさらに山頂が近く感じますね。そーいえば標高差もついに1000mを切って残り800mまで登りました。スタートが2000mだったのでもう1000mも登ってきたんですよね〜。でもまだまだ半分。というのも富士山は序盤はまだなだらかですが、後半は急斜面になるので同じ標高の差でもきつさは後半の方が遙かに上。本番は「8合目」からですからね・・・。でもその「8合目」からは吉田ルートと合流する須走ルート。須走は空いていて好きですが、この吉田と合流するのが難点ですからね・・・。
---0.7km(累積4.2km)---
09:50 本7合目(3200m)
そしてその恐怖?の「8合目」の一歩手前の「本7合目」に到着。標高もついに3200mまで!山頂まであと500mちょっと。ちなみにこの「本7合目」の山小屋は「見晴館」といいますが、山頂までは良い感じで見渡せるものの、下界には雲海が広がっていてなかなか景色は望めませんでした。富士山は単独峰なので本当に天気が変わりやすいですからね。風が抜けるので雲もそのまま一緒に抜けるので、なかなか下界の景色が望めません。まぁ前回の富士宮の時は完全な雨雲だったのですが、今回は単なる雲だったのでそれほど密な雲ではありませんでしたがやっぱり下界の見晴らしはいまいちでした。残念。
---0.3km(累積4.5km)---
10:08 8合目(3350m)
そして運命の「8合目」に到着。吉田ルートと合流で混雑しそう・・・。って思っていたらこの「8合目は」吉田ルートの下山道との合流・分岐地点だったのでこの時点ではまだ吉田ルートからの下山する人も多くなかったので、そんなでも無かった。問題はこの先の「本8合目」でした。まさに吉田ルートの登山道との合流になりますので、ここまでいいペースで登って来れましたが、「本8合目」からは吉田との合流による渋滞を覚悟しないといけませんね。まぁご来光渋滞に比べればマシだと思いますけどね(笑)。個人的に「ご来光」には全く興味がないので、その渋滞にはまることはないと思いますが・・・^^ゞ
---0.4km(累積4.9km)---
10:23 本8合目(3400m)
いよいよ吉田ルートと合流する「本8合目」に到着!といってもこの付近の山小屋は比較的近い場所にあるので、先の「8合目」からもわずか50m登った程度。なので「本」もそうでないものもすぐ近くだったんですけどね。でも「8合目」は吉田の下山ルートとの分岐で、「本8合目」は吉田の登山ルートとの合流でちょっと複雑。登山時は同じ山頂を目指すので間違えることはないのですが、下山時は間違える人が多いんですよね。特に吉田ルートの人が間違って須走に降りちゃうことが多いらしいです。この2つの登山口はかなり離れていますので、間違えたらえらいことになりますので、富士山登山をする方は自分が登る登山道の「色」を覚えておきましょう。案内板にそのルートの「色」が表示されていますので、その「色」さえ間違えなければ下山道を間違えることは無いと思います。ちなみに須走は「赤色」で吉田は「黄色」、富士宮は「青色」で御殿場は「緑色」なのでお間違えなく!
---0.4km(累積5.3km)---
10:32 8合5勺(3450m)
山頂近くなると「合」の他に「勺」で表記される場所が増えていますが、「合」はわかりやすく言うと「割」という意味で、「勺」は「分」という感じ。なのでこの「8合5勺」とは「8割5分」ということで、数字で言うと85%まで登ってきたと言うこと!残り15%です。しかし先の「本8合目」で合流してからは人が多くてスムーズに登れません。ちょっと勾配がきつくなったり岩場になると立ち止まる人が多くて大渋滞。中でも何故か吉田ルートからは外人さんが多くて、しかも半袖半ズボンというあり得ない服装。しかも白人だったので、その服装じゃ影が全くない富士山だと真っ赤に日焼けしちゃうはず。しかもあまり肌を露出すると富士山は岩場が多いので転倒時には怪我をする可能性が高い。半袖はまだしも少なくても半ズボンはちょっといただけないような気がします・・・。しかもこの外人さんは集団で移動して平気で登山道のど真ん中で止まって道をふさいだりするのでちょっと迷惑。加えて大騒ぎしながら登るので騒々しいし、もう少しモラルをもって登ってきて欲しかったものです。まぁ外人さんだけじゃなく吉田ルートからは人が多くなったこともあってマナーの悪い登山者も多かったですけどね。特に登山道のど真ん中で立ち止まって写真撮影したり、中には登山道を完全に塞ぐ形で座り込んだり・・・。もう〜どうにかして!って感じの光景を多く目にしました。
---0.5km(累積5.8km)---
10:46 9合目(3600m)
そして究極だったのがこの「9合目」のこの光景。正面で座っている人。完全に登山道を塞いで座っています。完全に常識を逸しています。「9合目」まで来てバテたのは分かりますが、登山道のど真ん中でしかも道を完全にふさぐ場所に座ることはないでしょう?ちょっと寄ればいいのにこの位置。最初はその先に登山道は無いのかと思えるほどでしたが、山頂への道はまさにこの不届きものの先。なんで登山者が登山道を塞いで座っている人を避けて通らなければならないのか不条理に感じた瞬間でした。でも「9合目」なのであと10%。標高差にして100mちょっとです。ちなみに富士山の最高峰は3776mですが、各登山道の山頂は3700m強なのでこのルートとしての山頂はあと100mです。もうひと踏ん張りです。
この最後の10%が富士山登山で一番きついんですけどね。というのも富士山の稜線を見れば分かりますが、山頂に行くにしたがって勾配がきつくなっていますよね。なのでこの山頂直前の勾配が最もきつく、今まで砂地の斜面が多かった登山道も岩場の階段状になっていて登るのにも一苦労。加えて吉田ルートからのたくさんの登山客で大渋滞。さすがに一般ルートはものすごい渋滞だったので、ちょっとルートを外して脇の岩場がさらにキツイコースをトレースして渋滞を避けつつ登っていったのでありました。結局混んでいるのは楽なコースでキツイコースは空いていますからね。その楽なコース待ちの渋滞だったので、まだ体力はかなり残っていたのであえてキツイコースを通って山頂を目指しました。
---0.4km(累積6.2km)---
11:02 須走ルート頂上(3706m)
そしてついに須走ルートの山頂に到着!っていうか吉田ルートとしても山頂なので、人はかなり多かったですけどね。でも前回の富士宮ルート時には望めなかった火口も十分望める晴天。前回は天気の悪化で登頂即下山だったので出来なかった火口を巡る「お鉢巡り」も今回は出来そうです。ちなみに須走口からかかった時間は休憩や小休止込みで3時間弱。前回の富士宮が2時間半ぐらいだったので、まぁスタート地点の標高差400mの分遅れたって感じかな?目標も3時間ぐらいだったので予定通りにたどり着けた感じでした。これなら「お鉢巡り」をしてから下山しても夜の飲み会にも間に合いそうです(笑)。
ちなみに須走ルートおよび吉田ルートの山頂は富士山最高峰の「剣ヶ峯」までは火口のちょうど反対側。なので真なる山頂を目指すにはこの火口を半周しなければなりません。一般的には時計回りの方が近いのですが、でもその回り方だと剣ヶ峯直前に猛烈な「馬の背」を登らないとならないのですが、今回は丸々一周する予定だったので楽な半時計回りを選択。それでも最後の剣ヶ峯まではかなりの高低差。ここまで登ってきたにもかかわらず山頂でまた登るなんて・・・。でも山頂の火口は登りもありますが平坦な部分もあるので、ここからはトレイルランニングモードで小走りでお鉢巡りをすることにしました。空気が薄いはずなんですが小走りしてもなんか快調。すごく気持ちよかったです。正直なところここが富士山山頂ということを忘れるぐらいに心地よかったですね。まるで下界の平地を走っている感じでしたよ。まぁここまで登りばかりだったので平坦な道と言うだけで楽だったんでしょうね。高山病も無かったですし、今回はテンションがハイになることも無かったのでとても気持ちよくお鉢巡りランニングが出来ました。
といっても上り坂では走ることは出来ませんでしたので、ランニングは下りや平地ないし緩やかな登りのみ。しかしこの反時計回りのお鉢巡りは須走ルート山頂からだと一度下ってあとは剣ヶ峯までひたすら登り。標高差としては時計回りよりは下る分だけ余計に登ることになりますが、あの急な「馬の背」が無いだけでも気分的に楽でした。といってもやっぱり最後の剣ヶ峯までの坂はかなり急。でもこれを登り切ればあとは下るのみ!と考えればがんばれます。特に前回の富士宮ではたどり着けなかった場所なので気持ちがはやって辛さはそれほどありませんでした。
---1.1km(累積7.3km)---
11:27 剣ヶ峯(3776m)
須走口から3時間12分。ついに富士山山頂でもある「剣ヶ峯」に到着!まさにここが日本で一番高い場所「3776m」地点です(実際は3775.6m)。しかしこの山頂、長蛇の列が出来ていました。というのもみんなこの石碑と一緒に写真を撮りたいらしくその写真撮影待ち(笑)。私はこの石碑さえ写真が撮れればいいのでこの長蛇の列は関係ありませんでしたが、かなり多くの人が写真撮影のために並んでいました。ははは・・・。ちなみにこの山頂にはこの石碑以外に展望台的なものもあって行ってみましたが、その道のりはとても通りにくく、やっとの思いでたどり着いた先で見たものは・・・。雲海のみ(涙)。まぁ雲が無ければ南アルプス方面の景色も望めたのでしょうが、いかんせん日本で一番高い山だけに雲海も高く、何も見えませんでした。残念。
予め山頂で食べるために持ってきていた「どでかおにぎり」を剣ヶ峯で取り出し、そして火口を見ながら食す。これこそ今回の登山の目的でしたからね。補助食としてソイジョイとかも持ってきていましたが、山頂で食すならやっぱり「おにぎり」でしょう〜。しかもコンビニおにぎりみたいな小さいものではなく、通常の2個分ぐらいありそうなものを予め買ってきましたからね。中には生姜焼きの具材も入っていて大変おいしゅうごございました。ちなみに飲み物はハイドレーション内のものは真水だけだったのですが、その他にもペットボトルは気圧の変化で危険だったので、袋入りの「Qoo」を持ってきていました。やっぱり運動のあとは甘い飲み物が一番!エネルギー補給&糖分補給をしっかりして下山に備えるのでありました。
11:39 剣ヶ峰(3776m)
結局、そのおにぎりを食べたりしたものの、山頂での滞在時間はわずか12分。でも長居しても下山道が混むだけなので、いそいそと山頂を後にします。というのも先の山頂の石碑の写真撮影の列。さらに伸びていましたからね。何分待ち?と聞きたくなるぐらいのレベル。下山道も途中まで吉田ルートと一緒なので混雑しそうだったので、早めに切り上げて下山道へ向かうこととしました。といっても須走ルートまでは火口を半周しなければたどり着けませんが、ここからは富士宮や御殿場ルートの頂上を経由して行けるので結構楽しめました。まぁ最初の馬の背はあまりに急なので何度も滑って転びそうになりましたがどうにかクリア。
---0.4km(累積7.7km)---
11:45 富士宮ルート頂上(3712m)
富士宮ルートの山頂は剣ヶ峯からは下るとあっという間でこんなに近かったんだ〜って実感しました。なにせ富士宮ルートからの登山時は山頂に着くと霧で真っ白。浅間大社の建物すらままならないレベルで剣ヶ峯どころかお鉢巡りも不可能でしたからね。なので霧がない富士宮ルートの山頂はこれが初めてかも?こんなになっているんだ〜としみじみ見てしまいました。でもやっぱり一番標高差が少ない富士宮ルートだけに人は多かったですね。去年は梅雨明け前に登ったので人はすごく少なかったので8月末は混んでいるんだな〜って思いました。
11:45 御殿場ルート頂上(3712m)
反面、その富士宮ルートのすぐ隣の御殿場ルート山頂は全く人が居ませんでした(笑)。なにせ御殿場ルートは標高差もさることながら道のりもかなり長く、一般的には日帰り登山もかなり厳しいと言われていますからね。でも他のルートに比べて人は少ないですし、また登山道と下山道が分かれていて、須走のように他のルートとの合流もないので登山も下山もしやすいんでしょうね。そういう意味ではやっぱり御殿場ルートもチャレンジしてみたいと思いました。いつかはこの地へ登ってきたいと思いました。
その後、須走ルート山頂へ向けて火口を半周しましたが途中に何度もアップダウンがあってきつかったです。正直剣ヶ峯までの方が単純に下って単純に登るだけだったので楽だったかも?何より目標が常に見えましたからね。でもこの御殿場ルート口から須走ルート口までの間は先があまり見えなくてきつかったです。でも最後はこうして須走ルートと吉田ルートの頂上が望めてひと安心。それにしても人が多いですね。しかも実際はこの写真の左、火口に近くにはトドの群れのような大集団が寝転がっていました。みなさん疲労と高山病でダウンしているようです。絵的にあまり良い感じじゃなかったので写真としては見切っちゃいましたけどね^^ゞ
---0.7km(累積8.4km)---
11:58 須走ルート頂上(3706m)
とりあえずお鉢巡りは剣ヶ峯での休憩時間を差し引くと44分で走破!というのも登り以外はかなり走っていましたからね。通常お鉢巡りは1時間半かかると言われていましたが、登山時間も通常の半分ぐらいで済んだのでこのお鉢巡りの時間も順当じゃなかったかな?でも登頂直後よりも須走口山頂はかなりにぎやかになっていました。っていうか普通の町のお土産屋通りみたいになっていましたね。まさに外国人のための日本国旗なんかも売っていたし(笑)。でもここからの下山口。登山口とはちょっと離れた場所にあったのでそれを見つけるのに一苦労でした。登山道から向かってこれらの建物の右端が登山口で左端が下山口でその2つは結構離れていました。加えて下山口とわかりやすく書いていなかったので、一度登山口まで行ってからお店の人に聞いて下山口を見つける感じで、余計な体力を使ってしまいました。でも正午ちょうどだったのでまだ下山している人も多くなかったので、下山は比較的混雑無くできそうでしたよ。なにせ正午だったら普通は山頂でランチですからね。私は剣ヶ峯で既に済ませていたのであとは降りるだけです。
12:07 須走ルート頂上(3706m)
12時7分。いよいよ下山開始です。しばらくは吉田ルートと同じコースでしたが、下山道は基本的に斜面なのでかなり楽。富士宮は下山道でも岩場を階段で下りるような場所があってなかなかスピードには乗れませんが、この須走や吉田の下山道は斜面なので走るとかなり気持ちが良い!しかも坂を下って折り返す際にちょっとだけ登りになるのでいいブレーキになり、比較的走りやすい。真っ直ぐだとスピードコントロールしにくいですが、ジグザグで途中に折り返しがあると必然的にそこでブレーキがかかりますからね。なので直線は走って、折り返しでは登りを利用してスピードダウンして転回し、そしてまた走り出すという感じでスムーズに降りることが出来ました。砂走りまではまだ距離があるけど、そこまで至る道もかなり楽しい。といっても走って下山している人は私一人でしたが^^ゞ
---1.3km(累積9.7km)---
12:17 8合目(3350m)
なんと!登りでは1時間弱もかかった「8合目」から頂上までがわずか10分。さすが下りを走ると速いですね。しかも登りと下りとでは使う筋肉が違うので走っても全然平気!何より楽しくて楽しくて、精神的なものが大きかったですね。しかもこの「8合目」を超えれば吉田ルートと分岐しますので、さらに人も少なくなりますからね。そして「7合目」まで降りればいよいよ待ちに待った「砂走り」の始まりです。しかしこの8合目付近は吉田ルートとの分岐と言うこともあって間違える人も多いんですよね。しかも先の「色」を知らない人も多いようで、看板の前で迷っている人もいましたからね。富士山へ登るなら事前に情報収集しておいて欲しいものですね。富士山ってその「色」を見ていれば間違えることはほとんど無いはずですからね。でもたまに気づいたら登山道から下山道に入っちゃっていてそのまま下っちゃったって話も聞きますが(笑)。あと須走ルートの下山道には山小屋が少ないのも注意ですね。登山道側にしかないところが多いので、用がある場合は一度登山道側まで行かないとならないのがつらいです。なので下山道は山小屋に頼らずに一気に下るのがおすすめかな?
---1.5km(累積11.2km)---
12:36 7合目(2960m)
下山道「7合目」到着。須走ルートは基本的に登山道と下山道は分かれていますが、この「7合目」と先の吉田と合流する「8合目」付近だけは共通。なので「7合目」には登ってくる方もいるので注意が必要です。といっても走れるような場所じゃないのでここはそんなに問題ありませんでしたけどね。そしてこの「7合目」を超えれば待ちに待った「砂走り」です。しっかり走って楽しむぞ〜!・・・その前に砂走り用のスパッツをこの「7合目」で着用。これをつけないと靴に砂が入ってしまいますからね。砂走りではこのスパッツは必需品でしょう!あとはサングラスで目を保護。これも無しだと目に砂が入りまくって涙を流しながら下ることになりますからね。なので今回もこのためだけに大きめのスポーツサングラスを買っておきました。あとはタオルを口に巻いて砂埃対策。マスクやバンダナを使う人も多いですが、実際のところタオルで十分。タオルなら汗も吸い取りますし代用も聞きますからね。そして準備もできたところでいよいよ「砂走り」への下山道入口へと向かっていくのでありました。
とにかく楽しい!最初はリズムというか走り方がつかみきれなくて走りにくかったですが、一度コツをつかむとまるで坂を滑って降りていくかのように下っていけます。なんていうか「エスカレーターの下りを歩いて下っていく」感じかな?とにかく気持ちいい!走り方は砂に足が埋もれるのを前提にし、その埋もれ方や滑り方を計算して走るとリズムに乗れます。だいたい着地して30〜50cmぐらいは先に進む感じかな?それと簡単には止まれないので、一気に下るのがおすすめ。止まる場合はスキーと同じで両足をそろえて横にすると比較的簡単にストップできます。基本的に走り出すと減速もしにくいので止まる場合はそうでもしないときちんと止まれません。でもその止まるのもスキーをやっていたときの感覚が蘇って面白かったです。この感覚もたまりませんでした。御殿場ルートの「大砂走り」に比べてやや狭い「砂走り」ですが、それでも人が少ないのでうまく避けていけばそんなに気になりません。むしろ気になるのが砂に埋まっている岩。間違って岩を踏むと転倒なんてこともありますからね。なのでこの岩を避けていくのもなんかゲーム感覚で楽しかったです。歩幅を縦にではなく横に広げるといろいろ対処しやすいですよ。
あと前に人が居ると砂が舞ってくるのでかなりきついですが、人が居ないと無茶苦茶快適です。なので人が前にいるときはタオルで口を覆うものの、いなければタオルを取って風を感じながら走っていました。これがまた気持ちいい!そして時折スキーのように停止して写真を撮ったりして楽しみながら下ることが出来ました。この感覚はまさに富士山ならではだと思います。御殿場ルートの「大砂走り」も楽しみだな〜。
しかしそんな「砂走り」の途中に突然木々が行く手を阻み、そこで大渋滞。なにせ急坂の途中にあって幅も狭くて急斜面。なのでスムーズに降りれないので人が少ない須走下山道でもこの場所だけは混んじゃいます。この木々の部分はほんのわずかでこれを超えればまた「砂走り」が再開しますが、この細い道はかなり厄介でした。しかもこの後の「砂走り」も砂がやや浅めで、序盤のような砂をクッションにしながら走る感じはできませんでしたのでちょっと辛かったですね。でも徐々に砂も深くなって「砂走り」再開!やっぱり最高に楽しいです!!!
そして「砂走り」も終盤になっていよいよ「砂走り」のゴールでもある「砂払い5合目」まであと少しとなりました。さすがにここまで来ると人が詰まってきたので走るスピードを緩めて残りわずかな「砂走り」を味わいながら下っていきました。でも一応「5合目」とあるのでもしかしてスタート地点まであと少し?そう思うと気持ちも楽になりますね。でも実際は・・・・・。
---1.9km(累積13.1km)---
13:03 砂払い5合目(2230m)
「砂払い5合目」に到着!なんと、標高1500mをわずか1時間弱で下ってきてしまいました。正直あっという間。でも砂走りの影響で気づけば全身砂まみれ。この砂払いでは有料ですが砂を落とす水も提供してくれますが、結局まだ下山しきっていないのでここではまだ我慢。下山しきればハイドレーションの余った水である程度は自分でも洗い流せますしね。それに「砂払い5合目」というぐらいなので、登山口の「5合目」まであとわずか!そう思っていたのですが・・・。考えが甘かったです。
とりあえず「砂払い5合目」を抜けてさらなる下山道へ。登り同様にここからは森ゾーンに入ります。がしかし、この森の中の道がとにかくきつかった!!!とにかく滑る。下りなのでなおさらなんですが、登山口周辺には霧が出ていてその影響で湿度が上がり、土の表面に漂着してとにかく滑る!しかもここまで「砂走り」で快調に飛ばしてきたので、急にブレーキがかかった歩き方は逆に負担。おそるおそる下っていくので時間もかかるし、何よりすぐに滑るのでストレスが溜まります。「砂走り」は何も考えないで下って来れたので、この「砂走り5合目」から先はとにかく精神的にきつかった。しかも同じ「5合目」なのにいつまでたってもたどり着けない。森の中なので景色も開けていないので、「5合目」までどの程度の距離かもまったく分かりません。正直なところどんな登りよりもこの「砂走り5合目」からの下りが一番辛かった。最後の最後にこんな難関があるとは・・・。富士山登山は下山も甘く見ちゃいけませんね^^ゞ
そんなこんなで森の中の滑る下山道を耐え抜いてどうにかスタート地点先にあった神社まで。「砂走り5合目」からとてもきつかったので、この神社が見えたときには涙が出そうでしたよ。嬉しくて、嬉しくて。でも最初にこの神社でお祈りをしたからでしょうか?無事にここまで戻って来れただけでも良かったと思います。とりあえずこの神社から先は参道のようになっているので普通に歩いて下れます。もう滑る心配も要らないですしね。それにしても登りではそんなに気にならなかった序盤の森林ゾーン。下りでこんなにきつくなるとは思いもしませんでしたよ。恐るべし!須走ルート!!!
---1.2km(累積14.3km)---
13:19 5合目登山口(2000m)
そして須走口登山道入口に到着!登りは3時間弱でしたが、帰りは1時間ちょっとで下山完了。その全ては「砂走り」と吉田ルートと共通の砂の斜面を走ったことでしょうね。ちなみに富士宮ルートでは先の話の通り、斜面が少なく階段や岩が多かったので走ることが出来なかったのに加えて、梅雨明け前だったので下山時は嵐のような陽気。まるで雨雲の中にいるかのように雨が横から吹き付けて、視界は10m先も見えないレベルで下山に2時間弱もかかってしまいました。しかもこのときはメガネで登っていたので、メガネに雨粒が張り付いて前が全く見えない状態。今回はそれを教訓にコンタクトにして万全を期しましたが、雨は降りませんでした。しかし下山時の須走口は深い霧が立ちこめていましたけどね。山の天気は本当にわからないものです。まぁ前回の富士宮の時も途中はそのように嵐でしたが、下山したら雨すら降っていませんでしたからね。下山時の霧は残念でしたが、でも全般的には天気に恵まれたので今回の富士山登山はとても楽しめました^^v
しかーーーし!下山してみると帰りのバスが出発した5分後(ToT)。といっても当初乗ろうと思っていたバスの1本前でしたが、その1本前のものに乗れれば1時間半も早く帰ることができたんですけどね。なのでこの須走口で1時間半近くもバスを待つ羽目になってしまいました。といっても「砂走り」がある須走のあとだったので全身砂まみれ。とりあえずズボンを捲ってみると中に砂が入り込んでふくらはぎが真っ黒!ここまで黒いとちょっと拭き取るだけじゃどうにもならない。しかも顔もちょっと拭くだけでもタオルが真っ黒。仕方ないのでタオルを1本犠牲にして、ハイドレーション内の水をタオルに含ませて見えるところだけを拭き取ることとしました。
最低限、今の自分がどんな感じか鏡で見たかったのですが、トイレに入るだけで200円。トイレの鏡だけ使いたくても200円。できれば着替えもしたかったのですが、それでもトイレに入れば200円(笑)。特に水もトイレそのものも使わないのですが、入るだけで200円。こういうところで自家用車ではなくバスで来たのは辛いですね。なので着替えを持って登山したものの、着替える場所がなくて結局そのままでバスを待つことに。とりあえず自分のなりは駐車している車の反射で最低限はチェックできたものの、どこまで砂で汚れているかは不明。面倒になってきたのでそのままバスに乗ってあとは乗り継ぎの電車の駅のトイレでチェックしたり着替えたりしようと思いました。バスの中だけなら同じように富士山を登った人ばかりなので砂まみれでも理解してくれますからね(笑)。
ちなみにトイレそのものは、前回の富士宮でもそうだったのですが、私はこういう運動時やドライブ時などはとてもトイレが遠いんです。途中、水分補給しても全部汗で出ちゃうからかな?結局、登山&お鉢巡り&下山6時間近く経過していますが、トイレに行っていないですし行きたくもないんです。6時間も無しでOKなのは便利ですが、体調的にちょっと良くない気がします。でもドライブ時は平気で6時間とか運転しっぱなしでもOKですからね(なのでいつも同乗者にトイレ休憩してくれと頼まれる)。
なので前回もさることながら今回も登山口のトイレのみならず登山道のトイレにすら入ったことがありません。多分、のんびり休憩したらトイレに行きたくなるかもしれませんが、基本的に登山も下山も動きっぱなしですからね。結果トイレ無しでもOKだったのかもしれません。だったら山小屋が閉じてしまう「9月」でも私なら登山OKかな?9月なら空いていますし、時期的にも8月同様なので台風さえ来なければ登山は出来ると思いますからね。7月中旬以前の梅雨真っ最中よりは良いかもしれませんね。
・・・というのも御殿場ルートからの登山。本気で考えていますので^^ゞ
それはさておき、結局須走口で1時間ちょっとバスを待ち、ようやく帰りの下山バスに搭乗。御殿場駅までは1時間弱。御殿場駅では20分乗り継ぎを予定していたので、それだけあれば着替えも支度も十二分出来ると思います。しかし帰りのバス。予定より5分ほど早い到着で、なんとまたしても1本前の電車にそのまま乗り継げば乗れちゃうことが判明!ゆっくり着替えて予定通りの電車に乗るか、はたまた1本早い電車に乗って帰るか?迷いましたが結局そのまま着替え無しで電車へ・・・。
無事に乗り継げたのはいいですが、自分が登山のあとでどんな状況か全く分からなかったので、人の目が気になって気になって仕方なかったです。加えて着替えていないので臭いはどうなの?って感じで人目が気になってしまいました。なにせ電車からは登山に関係なく、普通の人がいっぱい乗っていますからね。しかも電車も1回乗り継ぐのですが、その乗り継ぎもほんの数分だったので余裕無し。結局、都心に行く電車もそのままで乗る羽目になってしまいました。
人目が気になったのでずっと寝たふりしていました^^ゞ
まぁこういう見た目や臭いは本人が気にするほど、他人は気にしていないんですよね。相当臭かったり汚れていれば話は別ですが、そこまでなっていなかったと思いますので。でも恥ずかしかった(*><*)
ちなみに都心に戻ってから落ち着いてシャワーを浴びましたが、思ったほどは汚れていませんでしたし、臭いもありませんでした。しかーーーし!髪の毛はものすごいことになっていましたね。登山時は晴れていたものの日差しはそんなでも無かったので帽子をかぶらずにターバンバンド(ヘアバンドの超太い版)を巻いていたので、髪の毛は露出。砂は下山後に払い落としていたのですが、その際に髪の毛のキューティクル(笑)が完全に抜けて超ボサボサ。ひどいものでした^^;
でもその程度で済んで良かったです。どのみち電車で会った人ってもう二度と会うことはほとんど無いので、気にしても仕方ないですからね。
そんな感じで都心からの日帰り富士山登山。完了しました。結局、出発は午前4時半で戻ったのが午後6時前だったので、足かけ13時間強かな?でもその半分は電車とバス移動でしたけどね。まぁ日帰りの場合はそんなものですね。実際の登山よりも往復の交通に時間がかかるのは仕方ないですね。ちなみに帰りのバスはもっと遅くまであるので、今回のように飲み会など夜に予定を控えていなければもう少しのんびり登山もできたと思います。今回は午後1時には降りていたので、それを午後5時ぐらいに設定するだけでもかなりの余裕が出来ると思います。
・・・その前に午前4時半の電車に乗るのが問題かな^^ゞ
無事に夜の飲み会にも参加できたし、とにかく今回は「砂走り」を楽しめたのが最も大きい収穫でした。あの感触は忘れられませんね。今度は是非、御殿場ルートで同じ感覚を味わいたいものです。でもさすがに御殿場ルートは日帰りで行っても夜に飲み会は入れませんけどね(笑)。しかも御殿場ルートの場合はバスがあまり早い時間のものがないので、スタートは午前9時前後と今回よりも1時間遅め。その分、お鉢巡りをしなければいいだけなんですが、いかんせん須走よりも標高差が500m以上もありますからね。それ以上に距離そのものも他のルートとは桁違いにありますので時間はかなりかかりそうです。特に登りは・・・。でも登山道も下山道も他のルートの干渉を受けないですし、何より人が少ないのが一番。もしかしたら夏の混雑時でも御殿場ルートなら空いているかも?
来年以降の目標がまた一つできました。御殿場ルート制覇!やるぞーーー!
・・・ちなみに残った吉田ルート。吉田は子供の頃に山頂までか途中までかわかりませんが登った記憶が多少あり、それもあってあまり登る気はありません。なにより今回の須走で合流後に見たあの光景。吉田ルートはちょっとね・・・。まぁ吉田ルートを登るとしたら9月かな?山小屋も閉まっていれば登る人も減るでしょうからね。
でも御殿場ほどに興味はないので、しばらく吉田は良いかな?なんて思っています。吉田は機会があるときで、目標としてはやっぱり御殿場です。また、夏に帰郷する機会があれば是非ともチャレンジしたいと思います。
2010年夏。富士山須走ルート登山記録
08:15 5合目登山口(2000m)
---2.6km(累積2.6km)---
08:45 6合目(2400m)
---0.4km(累積3.0km)---
09:02 本6合目(2700m)
---0.5km(累積3.5km)---
09:28 7合目(2960m)
---0.7km(累積4.2km)---
09:50 本7合目(3200m)
---0.3km(累積4.5km)---
10:08 8合目(3350m)
---0.4km(累積4.9km)---
10:23 本8合目(3400m)
---0.4km(累積5.3km)---
10:32 8合5勺(3450m)
---0.5km(累積5.8km)---
10:46 9合目(3600m)
---0.4km(累積6.2km)---
11:02 須走ルート頂上(3706m)
<登山 2時間47分>
11:06 須走ルート頂上(3706m)
---1.1km(累積7.3km)---
11:27 剣ヶ峯(3776m)
<お鉢巡り 半周21分>
11:39 剣ヶ峰(3776m)
---0.4km(累積7.7km)---
11:45 富士宮ルート頂上(3712m)
---0.7km(累積8.4km)---
11:58 須走ルート頂上(3706m)
<お鉢巡り 半周19分>
12:07 須走ルート頂上(3706m)
---1.3km(累積9.7km)---
12:17 8合目(3350m)
---1.5km(累積11.2km)---
12:36 7合目(2960m)
---1.9km(累積13.1km)---
13:03 砂払い5合目(2230m)
---1.2km(累積14.3km)---
13:19 5合目登山口(2000m)
<下山 1時間12分>
最後にこの富士山登山須走ルートのGPSデータに写真を組み合わせてページを作ってみました。
<富士山登山須走ルートのGPSデータ&ポイント写真>
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2010年09月20日
【静岡】富士山登山2010〜須走ルート編
posted by 離島ドットコム管理人 at 15:51
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