波照間島の古井戸こと「シムスケー」。
単に興味が無いという訳ではなく、とあるトラウマがあって行くに行けなかった場所なんです。それは・・・
初離島初波照間島でパンクした場所だから。
しかも7月上旬の真夏の出来事。もちろんその頃は自転車持参なんてことはせずに、借りていた宿の自転車でしたが、まさかの集落から最も離れた場所でのパンク。さらにこの場所は坂を下った先で集落まで戻るにはひたすら上り坂。さらにさらに集落までの道のりには日影無く、地獄のような暑さだった記憶。それが完全にトラウマになってしまい、近くへ寄っても無意識に回避してしまっていました。
今回は自前自転車だったものの、だからこそパンクが怖くて行くか否か迷いまでしたが、このときは帰りの船まで時間があったので行ってみることに。まさに10数年ぶりの来訪となりました。

10数年ぶりに行ってみると、途中の道が綺麗に舗装。さらに貯水池もできているわ、以前は無かった可倒式風力発電も近くにあって、あの頃とは雰囲気も景色も様変わりしていました。ただシムスケー近くは完全未舗装の超悪路だった記憶が・・・

案の定、シムスケー近くになると未舗装になっているも、その舗装終了の場所からはシムスケーらしき場所が確認可能。なので無理せず自転車は舗装路に置き、歩いて10数年ぶりのシムスケーへ行った次第です。


10数年ぶりのシムスケー。ビックリしたのは以前は「どこが古井戸?」ってくら荒れまくっていた場所でしたが、草刈りもされているし案内もあればガイドまである整備っぷり。観光地になっていました(滅多に誰も来ないと思うけどw)。


古井戸自体も以前は草むらに隠れて全く分からなかったものが、今は草刈りもされてハッキリとその場所が分かるようになっていました。といっても単なる古井戸なので珍しいものでもありませんが・・・

また以前は草ボウボウで確認できませんでしたが、こんな感じの賽銭置き?お供え台?なんてものもありました。

さらに案内板の反対側には古井戸に下りることができる小道まであったのでした。


古井戸まで下りても綺麗な水というわけでもなく、特に見どころがある訳でもありませんが、沢ガニがいたのが面白かったです。近くに川や水場がある訳ではないので、まさに「井の中の沢ガニ」って感じでした。

ただシムスケーがある場所は、波照間港から約3km、集落中心からでも約2km。さらに周回道路から脇道に入らないとたどり着けないのですが、その入口に案内がないので何処にあるかわかりにくい。一番分かりやすいルートは「可倒式風力発電前の道を港方面へ進み、突き当たりを右・右」。これがおすすめかと思います。
そもそもシムスケー自体は、正直なところ絵になる景色ではありませんし、近くに何がある訳でもないので、行く価値はそんなにありません。私もおそらくもう二度と行かないかも?今回はあくまで「トラウマ払拭」がメインでしたので・・・w